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エジプト最強の王が日本上陸!ラムセス大王展の見どころを紹介
2025年3月26日
今回のアートな街歩きは、アート溢れる六本木から麻布台を目指します。
まず、フランスのガラス工芸家エミール・ガレの作品を鑑賞し、彼の革新的なデザインと技術を堪能。次に、デジタル技術とアートが融合した最先端のコラボレーション作品を体験し、新しい表現の可能性に触れます。
その後、手塚治虫の代表作『火の鳥』を通じて、生命の本質について考えさせられる展示を。最後に、伝統と現代が響き合う松山智一の東京初個展を訪れ、彼の独創的な作品世界を楽しみます。
約50分のアート巡りコースをご紹介します。
エミール・ガレは、19世紀末のフランスで活躍したアール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家です。
自然や植物、生き物をモチーフに、美しい色合いや繊細な彫刻で、まるで詩のような作品を生み出しました。とくにガラス作品は有名で、花びらのように透ける質感や幻想的な色づかいが特徴です。
会場のようす
でも、ただ美しいだけではありません。ガレの作品には、生命の尊さや平和への願いなど、深いメッセージが込められています。陶器や家具も手がけ、日常に芸術を取り入れることにも力を注ぎました。
アート初心者でも、見るだけで心を動かされるような、物語を感じる作品がたくさんあります。
本展では、ガラス工芸の巨匠エミール・ガレの魅力をやさしく体感できます。
いちばんの見どころは、当時の世界的イベント「パリ万博」で実際に展示された貴重な作品を日本で見られること。中にはパリの美術館が所蔵する特別な作品も含まれています。
また、ガレの作品がどのように変化していったのかもわかりやすく紹介。シンプルでかわいらしいデザインから、生と死をテーマにした深い作品まで、表現の幅広さに驚かされます。
さらに、彼がどのようにして世界に名前を広めていったのか、初公開の手紙や資料を通して知ることができます。アートに詳しくなくても、楽しみながら学べる展覧会です。
会場のようす
ガレの晩年の代表作《ヒトヨタケ》ランプは、一夜だけ咲いて朝には消えてしまう儚いキノコ「ひとよ茸」をモチーフにした作品です。
三層のガラスで成長の過程を描き、光を灯すと赤く妖しい輝きが浮かび上がります。まるで詩のように静かに語りかけてくるランプです。
今回の展示では、数年ぶりに実際に灯された《ヒトヨタケ》を見ることができるのも大きな見どころです。
展覧会名:エミール・ガレ:憧憬のパリ
開催期間:2025年2月15日~4月13日
会場:サントリー美術館
公式サイト:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_1/
森美術館は、東京・六本木ヒルズの最上階にある、夜10時まで開いている現代アートの美術館。
ここでは、ちょっと難しく思われがちな現代アートを、初心者でも楽しめるように展示や解説に工夫がこらされています。
日本やアジアの若手アーティストの作品も多く、今の社会や未来、テクノロジー、環境など、私たちの身近なテーマをアートを通して考えるきっかけがもらえるのも魅力です。
現在開催されている「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」は、AIやVR、ゲームエンジンといった最先端テクノロジーを使った現代アートが集まる展覧会。
一見難しそうに見えるかもしれませんが、テーマはとても人間的。「愛」「死」「不安」「環境」など、誰にとっても身近でリアルな問いを、アートとテクノロジーが一緒に考えさせてくれます。
会場のようす
たとえば、キム・アヨンの《デリバリー・ダンサーズ・スフィア》では、仮想空間でAIキャラクターがダンスを踊り、私たちはその世界に“参加する”ことができます。まるでゲームのように楽しみながら、都市と人間の関係を見つめ直す作品です。
また、ルー・ヤンの作品では、超現実的なデジタル映像の世界が現実空間とリンクし、どこまでが本物でどこからが仮想なのか、感覚が揺さぶられます。
アーティストとAIが協働した作品や、AIと対話できる体験型インスタレーションなどもあり、思わず夢中になってしまう仕掛けが満載。
会場のようす
アート初心者でも、まるで未来のテーマパークを探検するような気分で楽しめる展覧会です。未来の技術と、今の自分の気持ちをつなぐ、不思議でワクワクする時間を体験できます。
展覧会名:マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート
開催期間:2025年2月13日~6月8日
会場:森美術館
公式サイト:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/machine_love/
手塚治虫は、「マンガの神様」とも呼ばれ、日本の漫画とアニメのスタイルをつくった伝説的な作家です。
『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』『火の鳥』など、子どもから大人まで心をつかむ名作を数多く生み出しました。
冒険やヒーローの活躍だけでなく、命の尊さ、戦争、差別、愛といった深いテーマを描いたことが、手塚作品の大きな魅力です。
今回の展覧会のテーマとなる一大長編作『火の鳥』は、1954年から開始され、手塚の死直前の1988年まで描き続けられ、手塚のまさにライフワークとも言えます。古代から未来までの人類の歴史を壮大なスケールで描いた作品です。
各エピソードは過去と未来が交互に展開され、生命の本質や人間の業を深く掘り下げています。
手塚は、自身の死をもって作品が完結するという構想を持っていましたが、彼の逝去により未完となってしまいます。
会場のようす
会場では、約400点に及ぶ直筆原稿を中心に、映像や関連資料など約800点が展示されています。
これらを通じて、『火の鳥』の壮大な物語構造や、手塚が生涯をかけて探求した「生命とは何か」というテーマに迫ります。
また、企画監修を務めた生物学者の福岡伸一が、生命が絶えず変化し続ける「動的平衡」という視点から、『火の鳥』の物語を新たに読み解きます。
見どころのひとつは、現代美術家・横尾忠則が手掛けた作品《火の鳥》の特別展示です。横尾は手塚と親交があり、彼の作品から影響を受けていました。
本展では、横尾が描いた独自の『火の鳥』作品や、手塚作品への想いを語る福岡との対談映像もご覧いただけます。
これらを通じて、異なる視点から『火の鳥』の魅力を再発見できるでしょう。
展覧会名:手塚治虫「火の鳥」展
開催期間:2025年3月7日~5月25日
会場:東京シティビュー
公式サイト:https://hinotori-ex.roppongihills.com
麻布台ヒルズギャラリーにて、松山智一による都内初の個展が開催されています。
エントランス横のバナー
松山智一は、現在はニューヨークを拠点に、国際的に活躍する現代アーティストです。
絵画を中心に、彫刻やインスタレーションなども手がけており、東洋と西洋、伝統と現代、具象と抽象といった異なる文化や価値観を、ひとつの世界に融合させた作品を制作しています。
日本と海外での暮らしや体験から生まれた多文化的な視点が作品の核となり、グローバル社会の多様性や複雑さを独自の表現で描き出しています。いくつか気になった作品を紹介します。
《We Met Thru Match.com》は、横幅6メートルを超える大作の絵画です。狩野派や土佐派といった日本の伝統的な屏風絵と、フランスの画家アンリ・ルソーの《夢》を融合させた構図が特徴で、幻想的で抒情的な風景が広がります。
観る者に浮遊感を与えるこの作品は、松山が数ヶ月にわたり昼夜を問わず制作した「フィクショナル・ランドスケープ」シリーズを代表する一作です。
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《Broken Kaleidoscope》は、花柄の壁紙に包まれた空間に、上下から立体作品が飛び出す「没入型」インスタレーションです。
東洋から欧米へ輸出され高く評価された磁器人形をモチーフに、羊飼いや鳥の陶器などをebayで収集し、それらを巨大化して再構成。
文化や価値観の移ろいを、空間全体で体感させる作品となっています。
会場のようす
《Cluster 2020》は、60cm四方のキャンバス33枚からなる抽象画シリーズです。
コロナ禍でチームが自宅待機となる中、それぞれの自宅に画材を届け、オンラインで進捗を共有しながらリモートで制作されました。
各メンバーがベッドルームをスタジオに変えて取り組んだ、象徴的な共同作品です。
展覧会名:松山智一展 FIRST LAST
開催期間:2025年3月8日~5月11日
会場:麻布台ヒルズギャラリー
公式サイト:https://www.tomokazu-matsuyama-firstlast.jp