「絵本作家たかいよしかずのHappy World in HIRATSUKA」/平塚市美術館

2026・平塚で開幕!絵本作家・たかいよしかずの創作をたどる展覧会📍平塚市美術館

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2026年7月9日

2026・平塚で開幕!絵本作家・たかいよしかずの創作をたどる展覧会📍平塚市美術館

平塚市美術館で、企画展「絵本作家たかいよしかずのHappy World in HIRATSUKA」が、2026年9月6日まで開催中です。

絵本作家・たかいよしかずが生み出した、ポップでかわいいキャラクターたちが作る「ハッピーワールド」を全身で体験できる本展。

おもしろい仕掛けも盛りだくさん!
親子で楽しめる展覧会の見どころを、展示室のようすとともにレポートしていきます。

どんな展覧会?

絵本作家・たかいよしかずの関東の公立美術館では初となる個展です。

明治「マーブルわんちゃん」や『おはなし・くろくま』シリーズなどで知られる作家の、活動初期から現在までの絵本原画、立体作品などを一堂に紹介します。

“たかいよしかず”ってどんな人?

(右)絵本作家・たかいよしかず

たかいよしかずは、大阪府堺市生まれの絵本作家です。

大阪芸術大学デザイン学科卒業後、株式会社京田クリエーション入社。

2001年、2003年、2006年、2011年にはボローニャ国際絵本原画展に入選しています。

展示では、イラストレーター・永田萠の影響を受けてカラーインクを使用した作品も観ることができます。

カラーインクは「光に弱い」というデリケートな特徴があるため、こうして原画を生で見られること自体が貴重です。

カラーインクならではの鮮やかでクリアな発色を、ぜひ展示室でご覧ください。

本展公式図録では、たかいよしかずと永田萠の対談も収録されていますよ。

図録は本展オリジナルトートバッグと一緒に、美術館受付で購入することができます。

たかいよしかずの代表作とは?

「見た人を元気にする作品づくり」をモットーに、「絵本を通して子どもたちに、優しい気持ちを伝えたい」と情熱をもって創作活動に取り組む、たかいよしかず。

彼は絵本のほかにも、イラストレーターとしても幅広く活躍しています。

ここでは、代表作を3つ紹介します。

代表作①
『おはなし・くろくま』シリーズ

ほのぼのとしたストーリーで、主に小さな子どもの人気を集めている『おはなし・くろくま』シリーズの主人公・くろくまくん。

データ制作後、紙に出力してその上から絵の具を乗せるという、とても手の込んだ原画も展示されています。

作家はこの原画のことを「スーパー原画」と呼んでいます。

代表作②
明治「マーブルわんちゃん」

子どもの頃、スーパーのお菓子売り場で見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。

明治「マーブルわんちゃん」も、たかいよしかずの代表作のひとつです。

本展では、「マーブルわんちゃん」のタペストリーとぬいぐるみも展示。

ここはフォトスポットとしてもおすすめです。

代表作③
『ようかいむら』シリーズ

2019年からスタートした絵本シリーズ。

たかいよしかずは、自身の幼少期について「体の3分の1はウルトラマンの怪獣、3分の1はゲゲゲの鬼太郎の妖怪、残りの3分の1はその他」というほど、妖怪が好きだと語っています。

「かわいいものが大好き」だという、たかいよしかずの描く妖怪は見ているだけで楽しい気分になるデザインが特徴。

「妖怪掛け軸シリーズ」は、韻を踏んだテンポのいい言葉とともに、墨で一発で描かれた妖怪たちを楽しむことができます。

掛け軸の言葉は思わず笑ってしまうほど。楽しい空間ですので、じっくりとご覧ください。

展覧会の見どころ3選

かわいい立体作品

展示室には、絵本の世界から飛び出してきたキャラクターが、立体作品として展示されています。

よく見ると、ざらざらとした質感をしていますね。作品に温かみを感じてもらうための工夫だといいます。

家の断熱材を芯にして石粉粘土(せきふんねんど)を盛り、着色には、絵の具と砂を混ぜたものが使用されています。

あの頃の駄菓子屋も!

子どもの頃は、近所の駄菓子屋を自転車でハシゴしていたという、たかいよしかず。
展示の中盤には、昭和の懐かしい風景が広がります。

駄菓子屋を再現した展示ケースに並ぶ駄菓子は、作家が実際に大阪・日本橋(にっぽんばし)にある駄菓子屋で購入したもの。

玩具を一旦すべて取り出して、パッケージなどを描き直して、また玩具を入れ直しているのだとか。

あまりにリアルなためか、別の展示会場で鑑賞者が「売り物」と勘違いして引き抜いて(ちぎって)しまったものもあります。

そのリアルさを残すために、あえてそのまま展示されています。

展覧会情報

展覧会名:企画展 絵本作家たかいよしかずのHappy World in HIRATSUKA

会場:平塚市美術館

開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)

チケット料金:一般1000(800)円、高大生500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※毎週土曜日は高校生無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)

アクセス:
・JR東京駅から東海道線または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間
・JR平塚駅東改札口を出て北口よりバス4番乗り場乗車。「美術館入口」下車徒歩1分。または平塚駅より徒歩20分
・有料駐車場67台(美術館ご利用の場合90分間無料、要認証)

編集部が答える!
展覧会のQ&A

実際に行ったスフマート編集部だから答えられる、Q&Aをまとめてみました。

鑑賞の参考にどうぞ。

どんな人が楽しめる?

子どもと一緒にアートを楽しみたい人におすすめ。

本展では、作品を鑑賞するだけではなく、親子で楽しむことができる関連イベントも多数用意しています。

8月13日(木)13:00~14:30には、「たかいよしかずライブペインティング」が開催されますよ。

こちらは申し込み不要。夏休みの思い出作りにもぴったりなイベントです。

写真撮影はできる?

本展は、写真と動画の撮影OKです。

ただし、静かに鑑賞したい人もいますので、撮影の際は他の方の迷惑にならないようにしましょう。

混雑状況により、撮影ルールが変更される場合があります。
必ず、美術館の指示に従ってくださいね。

所要時間は?

出品作品は、絵画平面約500点、立体造形は約300点と大ボリュームの展覧会です。

楽しいフォトスポットや巨大なすごろく体験コーナーもあるので、約1時間30分~2時間を見積もると満足に楽しめると思います。

まとめ
大人も子どもも「ハッピー」になれる展覧会

本展は、誰もが一度は目にしたことのある数々のキャラクターを生み出してきた、絵本作家・たかいよしかずの全貌に迫る展覧会です。

たかいよしかずの作品の根底にあるのは、「見た人を笑顔に、ハッピーにしたい」という一貫した温かい想い。

ただ作品を鑑賞するだけでなく、仕掛けを探したり、写真を撮影したりと、空間ごとワクワク感を体験できるのが魅力的です。

子どもから大人まで、一歩足を踏み入れれば誰もが優しい気持ちになれる、そんなハッピーなエネルギーに満ちあふれた展覧会となっています。