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ハローキティ誕生50周年!「キティとわたし」を紐解く展覧会
2024年11月21日
活字 近代日本を支えた小さな巨人たち/横浜市歴史博物館
横浜市歴史博物館で、活字をテーマにした展覧会が開催中です。
私たちは普段、ウェブサイトや雑誌、お菓子のパッケージなど、ありとあらゆる活字に囲まれて生活しています。
本展では、漢字活字の誕生、活字と印刷術の日本への伝来、その後の発展の歴史をたどります。現在の文字文化の原点を探る展示内容なので、鑑賞後は活字がより身近に感じられますよ。
「活字」とは、文字を同じ字形で繰り返し表現するもののことです。今みなさんが目にしている文章はデジタルフォントと呼ばれる活字ですが、他にも金属活字や写植書体といったものも存在しています。
活版印刷術と活字鋳造術の誕生は、1400年代半ば、ドイツ出身のグーテンベルクから始まったと言われています。1869年(明治2年)には上海から長崎に伝来し、その翌年には早くも同館の位置する横浜に伝わりました。
活字と印刷術が普及していったことで、1頁に印刷できる文字の量が増え、情報量も増加しました。
この技術が日本に導入されてから、日本語の活字は、これまで多くの職人や書体設計士の手により改良が加えられ、現在に至っています。
本展では、ミズノプリンティングミュージアムが所蔵する、世界三大美書も展示されています。
世界三大美書とは『チョーサー著作集』『ダンテ著作集』『欽定訳聖書』を指していますが、19世紀末から20世紀はじめにかけて、量よりも質を重視した印刷物を創り出そうとイギリス各地にプライベートな印刷所が開設されたことで生まれました。
素材や配色、デザインなどをとことん追求して生まれた美しい書物を、至近距離で鑑賞できますよ。
日本で最も古いとされる「平野活版製造所製ハンドプレス印刷機」も展示室の入口に展示されています。
こちらは明治初期に登場したもので、なんと今でも現役とのこと!当時、この印刷機は多くの出版物を生み出し人びとを楽しませたのでしょうか、ロマンを感じます。
所蔵するミズノプリンティングミュージアムのワークショップなどで実際に使っているそうです。
本展のメインビジュアルには活字組版が使用されています。
こちらは展示室で組版と実際に印刷したものを見ることができます。今と違い、昔は本も辞書も印刷物は全てこんな風に活字を組み合わせて作られていたと考えると、とても根気のいる作業ですよね。
活字の誕生から今日の発展までを余すことなく紹介する本展。
会期中は関連講座や講演会などのイベントも豊富です。詳細は公式ホームページをご確認ください。
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2023年1月15日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。