開催中

大吉原展

喜多川歌麿《吉原の花》寛政5年(1793)頃 ワズワース・アテネウム美術館
Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford.
The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund

喜多川歌麿《吉原の花》(部分) 寛政5年(1793)頃 ワズワース・アテネウム美術館
Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford.
The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund

高橋由一《花魁》明治5年(1872) 東京藝術大学

人形・辻村寿三郎、建物・三浦宏、小物細工・服部一郎《江戸風俗人形》 昭和56年(1981)
台東区立下町風俗資料館 撮影:石﨑幸治、写真提供:三浦佳子

約10万平方メートルもの広大な敷地に約250年もの長きに渡り続いた幕府公認の遊廓江戸の吉原は、他の遊廓とは一線を画す、公界としての格式と伝統を備えた場所でした。武士であっても刀を預けるしきたりを持ち、洗練された教養や鍛え抜かれた芸事で客をもてなし、夜桜や俄など季節ごとに町をあげて催事を行いました。約250年続いた江戸吉原は、常に文化発信の中心地でもあったのです。3月にだけ桜を植えるなど、贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界だったからこそ、多くの江戸庶民に親しまれ、地方から江戸に来た人たちが吉原見物に訪れました。そうした吉原への期待と驚きは多くの浮世絵師たちによって描かれ、蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)らの出版人、文化人たちが吉原を舞台に活躍しました。

江戸の吉原遊廓は現代では存在せず、今後も出現することはありません。本展では、今や失われた吉原遊廓における江戸の文化と芸術について、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館からの里帰り作品を含む国内外の名品の数々で、歴史的に検証し、その全貌に迫ります。

※会期中、展示替えがあります。
前期:3月26日~4月21日
後期:4月23日~5月19日

Event Information

展覧会名
大吉原展
開催期間
2024年3月26日~5月19日
開館時間
10:00~17:00
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 (ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日
入館料

一般2,000円、高校・大学生1,200円、中学生以下無料

公式サイト
https://daiyoshiwara2024.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京藝術大学大学美術館
主催
東京藝術大学、東京新聞、テレビ朝日

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2024年4月29日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。