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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
beyond form / かたちなき野性/21_21 DESIGN SIGHT
21_21 DESIGN SIGHTにて、「beyond form / かたちなき野性 GUSHA GUSHA, KUSHA KUSHA」が開催中です。
メンズブランド「IM MEN(アイム メン)」のアイコン的バッグからインスピレーションを得て、5名の作家が展示に参加します。
2021年にスタートしたメンズブランド IM MEN(アイム メン)。
三宅一生の「一枚の布」という思想を男性の身体という視点から捉え、ものづくりの可能性を追求しています。
本展では、IM MENのバッグ「GUSHA GUSHA」と「KUSHA KUSHA」をもとに、展示が構成されています。
この2つのバッグは、完成形でありながら、さまざまな形状に変容する素材独自の表情を持ち、有機的でありながら無機的な存在感を放っています。
バッグがこんなに小さく!
展示には5名の作家が参加。
それぞれが「GUSHA GUSHA」「KUSHA KUSHA」にふれ、にぎったりつぶしたり、こねたりまるめたりする行為を通じて創作された作品群に注目です。
本記事では、2名の作家をご紹介します。
中田愛美里は、セラミックと映像を組み合わせた作品を発表するアーティストです。
「周りから期待される自分でなければならない」「自分はこんな性格だ」など、人間は知らない間に自分を役付けているという中田氏。
中身を取っ払った「役の入れ物」としての人間をヒントに、作品制作をしています。
こうした考えは、自身がバレリーナを目指した経験から来ているそう。
作品は、自在に変化する「GUSHA GUSHA」「KUSHA KUSHA」が登場人物、映像が舞台となっています。
どんな形に変化するか、またなぜその形に変化したかは、展示をご覧ください。
鈴木元は、プロダクト全般のデザインを手がけています。
本展では、「GUSHA GUSHA」「KUSHA KUSHA」の自由な特性をあえて活かさず、工業製品のようにかたちづくった作品を発表しています。
ガチガチに固められたバッグですが、シワが見られます。
鈴木氏は、このように素材を固めても制御できない部分に、素材の持つ「野性」を感じたそうです。
本能的に生まれるかたちでありながら、明確な輪郭、定義を持たない「かたちなき野性」。
会場では2つのバッグに触れられる展示もあります。
作家それぞれが表現した「かたちなき野性」を見つつ、素材の持つ本質をぜひ会場で感じてみてください。