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2024年11月1日
野田弘志 新作展 神仙沼/ホキ美術館
日本初の写実絵画専門美術館として知られるホキ美術館は、約500点の写実絵画の名品を所蔵しています。
野田弘志《神仙沼―保木将夫氏に捧ぐ―》2021年
現在同館では、写実界を率いる画家、野田弘志(1936-)が構想を含め5~6年の歳月をかけ完成させた、284.2×696.8センチの大作「神仙沼―保木将夫氏に捧ぐ―」を中心に紹介する展覧会が開催中です。
※展覧会詳細はこちら
野田弘志は、写実絵画の第一人者として名を馳せる画家であり、ホキコレクションを代表する画家のひとりでもあります。
1996年に北海道のアトリエが完成したことをきっかけに、本格的に北海道へ移り住み、これまで多くの北海道の風景を描いてきました。
本展で紹介する「神仙沼―保木将夫に捧ぐ―」は、北海道の雄大かつ厳しい自然の中でみつけた生と死を描いた作品。これまで写実界の第一線で活躍してきた野田の集大成ともいえる大作です。
(左から)野田弘志《神仙沼―保木将夫氏に捧ぐ―》2021年/野田弘志《蒼天》2010年
これまでホキ美術館所蔵最大の作品は、野田の作品である、北海道有珠山(うすざん)の噴火を描いた《蒼天》(200×395センチ)でした。
本作は《蒼天》と並ぶ、巨大な作品となります。美術館から決して動かすことのできない大型作品2点が並ぶ、迫力の展示空間も必見です!
本作の完成を強く望んでいたホキ美術館の創設者、保木将夫氏は、残念ながら完成を見ることなく、2021年6月10日に逝去しました。
(左から)青木敏郎《秋の恵み ザクロ・カリン・各種の器》2020年/野田弘志《保木将夫氏の肖像》2020年
野田が生前の保木将夫氏を描いた《保木将夫氏の肖像》は、ギャラリー8「私の代表作」にて紹介されています。
ちなみにギャラリー8のみ、事前に音声ガイドアプリをダウンロードした端末を絵の近くに持っていくと、作家自身の声による作品解説を聞くことができますよ。
詳しくは、ホキ美術館公式サイトをご確認ください。
ギャラリー1では、静物の美しい一瞬をとらえ「永遠の瞬間」として残された数多くの作品から、五味文彦、青木敏郎、小尾修の新作計8点を含む、斬新な静物画作品を約40点展示します。
青木敏郎《菓子・パン・白デルフトの焼物》2014年
作品ごとの繊細な表現や、画家がモチーフに向けたまなざしなど、じっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。
第2回ホキ美術館プラチナ大賞は、41歳以上の方を対象に写実絵画作品を募集する公募展です。
2021年7月に公募を締め切った本展では、238点の作品が寄せられました。その中から厳選なる審査の上、52点の入選作品が決定し、ホキ美術館のギャラリー3、4、9の3つのギャラリーで3期に分けて順次紹介します。
吉沢智大《希望》2021年
写実絵画の第一人者である野田弘志の新作と、20代から80代までの現代作家による、約120点の写実絵画を楽しめるホキ美術館。写実絵画の今を知ることができる、日本で唯一の美術館です。
8つのギャラリーでゆったりと作品を楽しんだあとは、併設されているイタリアンレストラン「はなう」で、千葉市最大の自然公園である「昭和の森」を眺めながら優雅なひと時を過ごしてみては?
なお、年末年始の開館スケジュールについては、ホキ美術館公式サイトをご確認ください。