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2026年10月1日
『禅とジブリ』京都展/京都市京セラ美術館

第一章 あっちの世界、こっちの世界 崖の上のポニョ 展示風景 © Studio Ghibli
京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて、ジブリ作品といっしょに「禅」に触れることができる展覧会が開催中です。
みなさんは「禅」と聞くとどんなイメージが浮かびますか?
お寺で坐禅をするイメージや、なんだか難しいことのように思っている人が多いのではないでしょうか。
一見難しく感じる「禅」ですが、ジブリ作品から入るとわかりやすいかも!?
「禅」に興味がある人も、初めての方にもおすすめの展覧会をレポートします♪

© Studio Ghibli
本展はスタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏と3人の禅僧による対談をまとめた著書『禅とジブリ』から始まった展覧会です。
『禅とジブリ』は8年前に出版された本ですが、“今を生きる大切さ”や、すぐに答えを求めるのではなく“わからなさを抱えて生きる豊かさ”など、今の時代を生きるヒントが随所に散りばめられています。

『禅とジブリ』京都展 京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ 風景
著書を読むだけでも心に響く言葉がたくさんあるのですが、それを“体験”できるのが本展の魅力!
映画『君たちはどう生きるか』やその他の作品と共に、”禅の世界”へと入っていくことができます。
ジブリと禅との共通点を体感しながら、「禅」について自身で楽しく紐解いていくことができますよ♪
『禅とジブリ』京都展では、QRコードで読み取った解説をその日中ならいつでも読むことができるようになっています。
時間の制限や人混みでゆっくり観れなくても、後から解説を読むことができて安心ですね。
10月中旬からは本展応援団長の石田ゆり子さんと、鈴木敏夫プロデューサーのオーディオコメンタリーも公開されます♪

第一章 あっちの世界、こっちの世界 京都展ガイド 展示風景 © Studio Ghibli

第一章 あっちの世界、こっちの世界 展示風景 © Studio Ghibli
会場に入ると、こっちの世界からあっちの世界へ・・・まるで異世界に迷い込んだような空間が広がります。
次に映画『君たちはどう生きるか』に出てくる異世界へと繋がる扉がある通路、「時の回廊」*が来場者を出迎えてくれます。
*扉の窓は開けられるところと開けられない所があります。
それぞれの扉の中にはジブリ作品の世界が広がり、耳をすますと「禅」を感じさせる“言葉”も聞こえてきます。
どの扉の言葉が心に響いたか、ぜひお気に入りを探してみてくださいね♪

第一章 あっちの世界、こっちの世界 千と千尋の神隠し 展示風景 © Studio Ghibli
さらに「時の回廊」のどこかの扉を開けると・・・応援団長の石田ゆり子さんと鈴木敏夫プロデューサーのサインがあらわれます!
こちらもぜひ探してみてくださいね♪

第一章 あっちの世界、こっちの世界 サイン箇所 展示風景 © Studio Ghibli

第二章 お茶をどうぞ 展示風景 © Studio Ghibli
トトロとサギ男がお茶を飲んでいる「喫茶去」*。
ここでは、鈴木敏夫プロデューサーと宮﨑駿監督が映画『君たちはどう生きるか』について二人で語っている“最近”の会話を聞くことができます。
映画公開時には語られなかったことも知ることができる、ちょっと可笑しな二人の会話をお楽しみください♪
*喫茶去・・・どんな人に対しても無心で「お茶をどうぞ」と言った趙州(じょうしゅう)和尚の禅語。

第三章 生まれるところ 展示風景 © Studio Ghibli
絵は鈴木敏夫プロデューサーが描き、禅語は著書に登場する細川和尚が書いた作品の数々。
真ん中の“明珠在掌”(みょうじゅたなごころにあり / みょうじゅざいしょう)とは、「大切なものは手の中にすでにある」と言う意味の禅語です。

第三章 生まれるところ 展示風景 © Studio Ghibli
今の時代、つい外に幸せや答えを求めてしまいがちですが、求めている答えは自身の中にあるのかもしれません。
心に響く作品に、きっとであえる空間です。
『君たちはどう生きるか』の主人公・眞人の部屋を抜けると、禅について深く知ることができる空間が広がります。
現代も修行道場で「本当の心」に迫ろうと修行している修行僧たちの生活のようすや、さまざまな立場の人の「禅」を紹介しています。
「よき師や友は人生の最高の宝」や「避けられない地獄なら、いっそ飛び込んでみなさい」など、ここでも心に響く言葉が待っています。

第三章 生まれるところ 「君たちはどう生きるか」眞人と部屋 展示風景 © Studio Ghibli
さらに奥へ進むと、鈴木敏夫プロデューサーが絵と書の両方を描いた作品が並びます。
「この時代をどうやり過ごすか?」
ゆるりと描かれた絵と共に、「ハッ」と何か気付かされる言葉が書かれています。
今この時代を生きる、私たちの“やり過ごし方”のヒントが見つかるかもしれません。

第五章 この時代をどうやり過ごすか 展示風景 © Studio Ghibli

『禅とジブリ』京都展 ミュージアムショップ 風景
本展ミュージアムショップでは、Tシャツや巾着、手拭い、扇子、ポストカードなど『禅とジブリ』を感じるグッズが並びます。
『禅とジブリ』の書籍も買うことができるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね♪
また、本展覧会「図録」は展示内の写真を掲載するため11月頃の販売予定です。
それまでに購入希望の方は、ミュージアムショップ内のQRコードより注文が可能です。
本展の前にも後にも楽しめる『禅とジブリ』オフィシャルYouTubeが公開されているのはご存知でしたか?
YouTubeでは、応援団長の石田ゆり子さんと鈴木敏夫プロデューサー、細川和尚との対談を見ることができます。
「著書を読んでから行きたいけど、時間がない!」「本展に行った後にもっと展覧会に浸りたい!」と言う方におすすめです。

「禅とジブリ」京都展 内覧会にて
A.本展は写真スポット&じっくりと観たくなる箇所がたくさんあります。
そのため、1時間〜2時間半ほどみておくと良いでしょう。
A.第4章以外は写真撮影可能です。ただし展示室内の映像は撮影NGです。
A.「禅」に興味がある人も、ない人にもおすすめ!
その他美術初心者はもちろん、京都でお出かけスポットを探している人にもオススメです。
A.京都駅や河原町、京阪三条駅からも地下鉄やバスでアクセスできます。
【地下鉄】
地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分
京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分
【市バス】
JR・近鉄・地下鉄「京都駅」から
A1のりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
阪急「京都河原町駅」から
Eのりば
46系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
Hのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
京阪「三条駅」から
Dのりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
詳しくは美術館HPをご覧ください↓
https://kyotocity-kyocera.museum/access
A.当日券またはオンラインチケットを購入できます。
オンラインチケットサイトはこちら
かつて、筆者が坐禅を経験した時は緊張でなかなか体感できなかった記憶があります(笑)。
本展ではジブリ作品といっしょに「禅」を体感できるので、スッと「禅」の意味や今の時代に“大切にしたいこと”を感じられた気がします。
京都には臨済宗の大本山がいくつもあるので、帰りに立ち寄ることができるのも京都展ならではの魅力♪
秋のおでかけに京都で楽しく「禅」に触れてみてはいかがでしょうか?

© Studio Ghibli