PROMOTION
クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり/東京オペラシティ アートギャラリー
写真家・川内倫子の個展が、国内の美術館で約6年ぶりに開催中です。
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示風景
本展では、展覧会タイトルにもなっている新作シリーズ〈M/E〉を中心に、これまでのシリーズや未発表の作品なども展示することで、川内の活動を改めて紹介します。
展示空間そのものにも注目です。
川内倫子(1972-)柔らかい光をはらんだ淡い色調が特徴的な写真家です。その被写体は人間や動物など。「生命」がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示風景
最初の展示室には、川内がアメリカに滞在していた際のシリーズ「4%」が並びます。日本初公開は初めてとのこと。
作品には、宇宙を思わせるような球体や水平線などが多く登場、新作〈M/E〉シリーズにも影響を与えたそうです。
また、本展では映像作品も数多く展示。
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示風景
こちらは川の映像を展示室の床に投影させた作品です。水の流れる音や揺れるようすなどをじっと見ていると、本当に川の中にいるかのような気分に。
写真、映像など、さまざまな手法による作品を通して、川内の創作の本質や問題意識の核に迫る展示となっています。
本展のメインとなる新作のシリーズ〈M/E〉。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもあります。
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示風景
アイスランドや北海道で撮影された壮大な氷河や雪景色と、コロナ禍で撮影された日常の風景。
これらは一見すると関係性の無いもののようにも感じますが、どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっていることです。この川内ならではのミクロとマクロの視点が、展示につながりを感じさせますね
本展では展示空間も見どころのひとつ!
今回、空間設計は建築家の中山英之が手がけ、鑑賞者が会場で作品に向き合う体験を身体感覚として経験できるよう、川内とのディスカッションを重ね、インスタレーションとして展示が組み立てられています。
「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展示風景
淡くて柔らかい、川内らしい空間となっていますよ。
全10シリーズで川内倫子の世界に迫る本展。人間の命の営みや自然との関係についてあらためて考えるきっかけになることでしょう。
本展の招待チケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年11月20日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。