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2024年11月1日
デジタル法隆寺宝物館/東京国立博物館
東京国立博物館 法隆寺宝物館に、《デジタル法隆寺宝物館》が開室しました。
《デジタル法隆寺宝物館》は、常設展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製で詳しく鑑賞、体験する展示室です。
2023年1月31日からは法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」を、8月1日からは「法隆寺金堂壁画」をテーマにグラフィックパネル(複製)と大型8Kモニターで絵の詳細まで鑑賞できるデジタルコンテンツを展示します。
世界最古の木造建造物として知られる奈良・法隆寺。聖徳太子の発願により7世紀初頭に建立されました。
明治11年(1878)、法隆寺に伝来した宝物300件あまりが皇室に献納され、これらの宝物をすべて収蔵・展示することを目的として、昭和39年(1964)、東京国立博物館に法隆寺宝物館が開館しました。
旧宝物館では作品の保存上、公開は週1日と限られていたのだそう。そこで、保存機能をさらに高めながらも作品を広く一般公開をすることを目的とし、平成11年(1999)に、谷口吉生設計による新宝物館が開館しました。
2023年1月31日に開室した《デジタル法隆寺宝物館》は、保存の都合上、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名品を、デジタルコンテンツや複製で詳しく鑑賞、体験する展示室です。
1月31日から7月30日までは、国宝「聖徳太子絵伝」を8Kの高画質でじっくりと観ることができるデジタルコンテンツと、同作の原寸大グラフィックパネル(複製)を展示します。
国宝「聖徳太子絵伝」原寸大グラフィックパネル(複製)
国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて法隆寺の絵殿(えでん)を飾っていた大画面の障子絵です。10面からなる横長の大画面に、聖徳太子の生涯にわたる50以上ものエピソードが散りばめられています。
また数ある聖徳太子絵伝の中でも本作はもっとも古く、初期のやまと絵を代表作にあげられます。
国宝「聖徳太子絵伝」(部分)/東京国立博物館蔵
長い年月を経て画面のいたみがひどく、なかなか肉眼で細部まで鑑賞することの叶わなかった国宝「聖徳太子絵伝」。
そんな貴重な作品を《デジタル法隆寺宝物館》では、8Kモニターに映し出された作品を自由に拡大、さらに複製の近くに寄ってじっくりと観ることができますよ◎
「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原版デジタルビューア操作画面
8月1日から2024年1月28日までは、7世紀後半から8世紀はじめに制作されたとみられる「法隆寺金堂壁画」をテーマとした展示も開催。
「法隆寺金堂壁画」は、かつて法隆寺金堂の内壁(外陣)にあった大画面壁画です。現物は昭和24年(1949)の火災により焼損しました。
この展示では、美術印刷会社便利堂によって昭和10年(1935)に撮影された、焼損前の金堂壁画を伝える「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原版を、デジタルコンテンツ化したものを紹介します。
デジタル技術が可能にする古代美術の新しい鑑賞体験が楽しめる《デジタル法隆寺宝物館》。
《デジタル法隆寺宝物館》と連動して、文化財活用センターの公式YouTubeチャンネルでスペシャル動画を公開しています。
《デジタル法隆寺宝物館》は開室後、半年毎に展示替をします。会場内は写真、動画の撮影が可能です。詳しくは公式サイトをご確認ください。