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2024年11月1日
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」/国立科学博物館
みなさんは和食と聞いて何を思い浮かべますか?
2023年10月28日(土)~2024年2月25日(日)で、特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が開催決定しました!
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されてから10年となる機会に、本展は開催されます。
日本列島の自然がもたらした多様な食材や、人びとの知恵が作り出した発酵などの技術、縄文時代から現代にいたる歴史的変遷、そして未来まで、身近な「和食」に科学と歴史の両面から迫ります。
日本人にとってあまりにも身近すぎる「和食」が文化遺産、と聞くとびっくりしますよね。2013年に正式にユネスコ無形文化遺産に登録されました。改めてその登録理由をおさらいしたいと思います。
日本列島は南北に長く、さらに海、山、里など豊かな自然があります。当然、それぞれの土地の食材が存在していますよね。多様な食材がある分、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具にもすぐれています。
和食は一汁三菜が基本的なスタイルですが、これは理想的な栄養バランスと言われています。
また、日本人は素材を本来の味を大切にしており、昆布やかつお節などの「うま味」を使うことがとっても上手!これにより動物性油脂の少ない食生活ができるので、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
日本では、季節ごとにぴったりの食材や時には食器を使うことも珍しくないと思います。
お正月には漆のお重を使ったり、五月には柏の葉を巻いた餅を食べたり・・・四季を表現することで季節を楽しむことができるのも和食の楽しいところですよね!
日本の食文化は、年中行事とも関わりが深いのではないでしょうか?
お正月にひな祭り、お彼岸など・・・。その時々の「食」をシェアすることで、家族や地域との絆を深めてきました。
このように自然からの恵みを大切にいただく伝統的な食文化が、「和食」なのです。
2020年に開催予定だったものの、感染症の影響で中止になってしまった本展。スフマート編集部は和食が大好きなので、今からとってもワクワクしています!
また、こちらは全国巡回を予定しています。詳細は決定次第公式サイトでお知らせされますので要チェックですよ◎