北欧のテキスタイルと暮らし展 ― Beauty for All ―/日本橋髙島屋 S.C.

北欧のテキスタイル約90点を紹介。3月16日まで開催中【日本橋高島屋S.C.】

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2026年3月6日

北欧のテキスタイル約90点を紹介。3月16日まで開催中【日本橋高島屋S.C.】

日本橋高島屋S.C. 本館8階ホールにて、「北欧のテキスタイルと暮らし展 ― Beauty for All ―」が2026年3月16日(月)まで開催中です。

本展では、北欧スウェーデンとフィンランドのテキスタイル約90点を紹介します。

寒い冬を乗り切るために作られた織物たち

北欧では古くヴァイキングの時代から、寒い冬を乗り切るためさまざまな織物が作られてきました。

それはやがて手工芸となり、部屋を彩るインテリアとして発展します。

テキスタイルの原点といえる、名もなき農家の女性たちが、家族や嫁ぐ自身のために織った美しい手工芸の数々を紹介。

親しい人を思い祈りが込められた、特別な美しさを持つ作品に注目です。

エレン・ケイと『Beauty for All』

手工芸が大量生産品の勢いに押されていた19 世紀末、1冊の本が生まれます。

それは、スウェーデンの思想家エレン・ケイの『Beauty for All(美しさをすべての人に)』です。

彼女の「美しいと感じるものと暮らすことが幸せをもたらす」という考え方は、北欧全域へと浸透し、デザイナーをはじめ、民衆から国家に至るまで、大きな影響を与えました。

時代を超えて人びとを魅了し、愛され続ける北欧のデザイン。

その手がかりを、今から120年以上前に出版された『Beauty for All』から探ります。

インテリアからアートまで
広がるテキスタイル

1920年代頃から確立されていったモダニズムの潮流は、伝統的な織物技術を芸術の域へと高めました。

テキスタイル・デザインの黄金時代がやってきます。

プリント布《ウニッコ》マイヤ・イソラ 1964年 個人蔵

1930~40年代のプリント技術の発展。
才能あるデザイナーたちが、「スクリーン捺染(なっせん)」という新しいキャンバスを得て、自由で大胆なクリエイションが普及しました。

人びとは好みのデザインを選び、自分のセンスで部屋のインテリアのコーディネートを楽しむようになりました。

(手前)タペストリー《手の中の鳥》アグネータ・フロック 2019年 個人蔵/(奥)タペストリー《おとぎの国》アイノ・カヤニエミ 2015年 個人蔵

テキスタイルは実用から解き放たれ、アーティストの内面や社会へのメッセージを表現する、純粋な「個人のクリエイション」のメディアとして発展します。

本展では、芸術として高く評価されながら今なお進化し続ける作品も紹介します。

グッズコーナーも充実しています

多種多様な美しいテキスタイル文化を持つ北欧諸国。

展示を通して、「国民の幸福度」で現代社会をリードするその理由の一端が、見えるかもしれません。