風刺画/10分でわかるアート
2023年3月29日
ぼくのあそび I DRAW TO PLAY/PLAY! MUSEUM

PLAY! MUSEUMで、イラストレーター・安西水丸(1942-2014)の仕事の全貌を紹介する展覧会が開催中です。
本展は、2016年から各地を巡回した「イラストレーター 安西水丸展」に新たな展示を加え、PLAY! MUSEUMから再始動する展覧会です。
PLAY! のうずまき状の展示室では、安西のトレードマークともなる「ホリゾン(水平線)」作品を一挙に展示します。
安西水丸は、1970年代から小説、漫画、絵本、エッセイや広告など、多方面で活躍したイラストレーターです。
本展では、安西の仕事約500点をジャンルに分けて紹介します。

安西の「仕事」と「あそび」を行き来しながら描かれたイラストレーションは、都会的で洗練されたタッチが支持されるとともに「ヘタウマ」と評価されることもありました。
シンプルながらにも、誰にも真似することのできない、安西水丸独自の遊び心あふれる世界観にも注目です。

安西は作品の描く時、身の回りにあるものをモチーフとしていました。
また、自身の好きなものを独自の美意識で見つめる「収集家」として知られた安西の雑貨コレクションも、よくモチーフとなりました。
繰り返し作品に描かれたスノードームなど、安西のアトリエに飾られた収集品の一部も紹介します。

安西はイラストレーションの中に、画面を横切る一本の線を引いています。
絵の中に空間の広がりを生むこの線を、安西は「ホリゾン(水平線)」と呼び、彼の作品のトレードマークとなりました。
この「ホリゾン」は、安西が幼少期を過ごした海辺の街、千葉県千倉の海に由来するのだそう。
PLAY! ならではのうずまき状の展示室では、個展などで発表を続けてきた作品に加え、近年アトリエで発見された原画など、約70点の「ホリゾン」作品を展示します。

さらに、安西が幼少期に見ていた風景「房総半島・千倉の海」の映像も上映。
いすやソファーが用意されています。ゆったりとくつろぎながら、安西が見た風景を楽しむことができますよ。

1980年、安西はある編集者に、当時千駄ヶ谷でジャズ喫茶を営んでいた村上春樹を紹介されます。
その後、安西は村上の著作の装丁をはじめ、エッセイ、絵本などの共著と仕事を重ね、長く愛される本を刊行してきました。
本展では、近年安西のアトリエで見つかった、村上春樹の初期短編『午後の最後の芝生』をイメージして描かれた原画をPLAY! の巡回より初出品。

また、村上以外にも安西と親交が深かった、嵐山光三郎や和田誠との共作なども紹介します。

生前、安西は自身のことを「今でも小学生の絵を描いている、普通の人」と表現しました。
「仕事」と「あそび」を行き来しながら制作をつづけた安西水丸。本展は、その仕事スタイルを体験できる展覧会です。

水丸るワークショップ「スノードームイラスト」無料
会場内には、安西独自のイラストレーションの描く体験できる「水丸るワークショップ」を2種類開催*しています。
描いて作って、みんなで水丸れる!ワークショップ。子どもと一緒に楽しむことができます。
*「水丸る記念缶バッジ」は有料です(500円)。

また、PLAY! SHOPでは、安西のイラストレーションをあしらった本展オリジナルグッズを多数販売。
食器や、Tシャツやトートバッグなど、ふだん使いにぴったりなグッズです。

さらに会期中、PLAY! CAFEが「喫茶プレイ」に大変身!
安西が愛したカレーをはじめ、純喫茶ではかかせないメニューや展覧会とのコラボメニューを提供。
懐かしい雰囲気を楽しみながら、ゆったり過ごせる喫茶空間です。

イラストレーター・安西水丸の仕事の全貌を詰め込んだ「イラストレーター 安西水丸展 ぼくのあそび I DRAW TO PLAY」。
PLAY! でパワーアップした「イラストレーター・安西水丸展」を、ぜひご覧ください。
