「大江戸礼賛」/東京都江戸東京博物館

約4年ぶり!江戸博のリニューアルオープンを飾る特別展が開催【東京都江戸東京博物館】

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2026年5月11日

約4年ぶり!江戸博のリニューアルオープンを飾る特別展が開催【東京都江戸東京博物館】

東京都江戸東京博物館にて、江戸東京博物館リニューアル記念特別展「大江戸礼賛」が、2026年5月24日(日)まで開催中です。

2022年から休館していた江戸東京博物館が、約4年ぶりにリニューアルオープン。

再開館後初の特別展となる本展では、江戸東京博物館コレクションの名品と初出品資料を軸に、「大江戸」の魅力を紹介します。

リニューアルオープン後
初の特別展

1993年に開館した東京都江戸東京博物館。開館から約30年が経過したことから、施設の大規模改修工事により2022年から長期休館をしていました。

誰でも安心・安全に鑑賞できるように、バリアフリー化された館内。

来館者を迎えるエントランスには、左官職人・久住有生が仕上げた土壁を施すなど、現代的な設備と日本の伝統的な建築手法を掛け合わせたデザインとなっています。

またJR両国駅西口からのアプローチには、千本鳥居をイメージしたようなモニュメントが新設されました。

このモニュメントの側面はモニターになっており、現代から江戸時代へとタイムスリップするような映像が流れています。

大江戸礼賛 展示風景

特別展「大江戸礼賛」は約4年の長期休館後、初の特別展です。

本展の出展資料は、すべて江戸東京博物館コレクションから厳選されたもの。

江戸時代に制作された美術工芸品の名品や、本展が初出品となる資料を軸に、百万都市であった「大江戸」の魅力を紹介します。

「武士の都」としての江戸

徳川家康が幕府を開き、政治の中心となった江戸。

徳川将軍家直属の旗本や御家人に加えて、全国の大名とその家臣など、多数の武士が移住するようになり、「武士の都」として栄えます。

江戸時代は、戦のない泰平の世であり、甲冑(かっちゅう)や刀剣などの武具類は、実用品というよりも家柄や権威を象徴するものとして儀礼の場などで用いられていました。

大江戸礼賛 展示風景

武具を手掛ける職人たちも、各地から城下の町に移り住み、そうした需要に応じています。

本展では、江戸を拠点に甲冑師の一大門流としてもっとも栄えた明珍派(みょうちんは)の甲冑を展示しています。

白綸子地青海波花束模様打掛 江戸時代後期-末期 東京都江戸東京博物館蔵

また、武家の女性が嫁入りする際にあつらえた着物や、生活の場で使われていた婚礼道具なども展示。

戦のない泰平の世で、武士たちがどのように生きていたのかについてを紹介します。

江戸時代に花開いた「町人文化」

各地からやってきた武士の暮らしを支えるため、江戸には商人や職人も集まりました。

そして江戸時代中期頃には、人口100万人の「大都市」になったといわれています。

都市の発展とともに経済的な力を持つようになった町人たちにより、江戸には多彩な娯楽や文化が花開いていきます。

(左から)冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎 天保2年~5年(1831-34)、冨嶽三十六景 凱風快晴 葛飾北斎 天保2年~5年(1831-34) いずれも、東京都江戸東京博物館蔵

中でも一番有名なのが「浮世絵」です。

歌舞伎や相撲、吉原のようすを描き出した浮世絵や版本などの出版物は、江戸の人びとの心をつかみ、さらなる流行を生みだしていきました。

江戸の人びとのあこがれ!
「火消」の姿を紹介

大江戸礼賛 展示風景

「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉で知られるように、木造建築が立ち並んだ江戸の町では、火事がつきものでした。

ひとたび火災が起こると延焼が激しく、ときには広範囲にわたり焼失することも。
歴史の教科書でもおなじみの「明暦の大火」は、江戸の町の大部分を焼き尽くしたほどです。

そのため、消防制度が次第に整えられていきます。

ここでは、江戸城や武家屋敷の消火にあたる「武家火消」と、町屋敷の消火にあたる「町火消」について紹介。

それぞれの火消の装束や道具などを通し、江戸の人びとがあこがれた「火消」の姿に迫ります。

大江戸礼賛 展示風景

大都市・江戸の魅力を再発見!

世界に誇る大都市へと発展した江戸の賑わいを、東京都江戸東京博物館の選りすぐりのコレクションから紹介する特別展「大江戸礼賛」。

会場特設ミュージアムショップでは、本展のオリジナルグッズも多数販売しています。

また、本展は再開館を記念して小・中・高校生の観覧料が無料となっています。
この機会をお見逃しなく。