風刺画/10分でわかるアート
2023年3月29日
ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!/中村キース・ヘリング美術館

中村キース・ヘリング美術館にて、「ケニー・シャーフ&キース・へリング:K!K!」が開催中です。
こんな方におすすめ!
✓現代アート好き
✓お出かけ好き
✓美術初心者
同じ1958年に生まれ、美術学校「スクール・オブ・ビジュアル・アーツ」で出会ったケニー・シャーフとキース・ヘリング。
のちに「イーストヴィレッジ・アートシーン」と呼ばれる独自のカルチャーの中心となった二人は、固い友情で結ばれていました。
ヘリング没後初めての二人展となる本展では、彼らの深い関係性に迫ります。

中村キース・へリング美術館が、新しく収蔵したシャーフの新作《Sky High Baby》は本展のハイライト。
本作は、同館がシャーフに特別に依頼して、美術館のために新しく描き下ろしてもらった最新作です。

《Sky High Baby》は、ヘリングを象徴するもっとも有名なモチーフのひとつである「ラディアント・ベイビー」を思わせるような作品です。

内覧会では、本作品名をシャーフが額の後ろに入れるパフォーマンスも披露!
作品名《Sky High Baby》も、この時初めて発表されました。

本展は3部構成となっており、二人の世界観を楽しむことができます。
二人の出会いを象徴する初期映像作品《自分を角に追い込むペインティング》をはじめ、最初期の貴重な作品群を一挙公開。
最晩年の《ブループリント・ドローイング》も、一緒に展示されています。
日本の美術館で初めて、ケニー・シャーフを本格的に紹介する本展。
1985年の「アート・イン・アクション」展を振り返る資料や、近年の絵画・立体作品を多数展示します。

また、インスタレーション作品《Cosmic Cavern》による没入体験も見どころのひとつ。鮮烈な色彩世界を体感できますよ。
日本国内でシャーフの作品に触れられる貴重な機会です。
ぜひお見逃しなく。

生前ヘリングは、アートを大衆へ広げるために「ポップショップ」をオープンしました。
同館のミュージアムショップは、そのメッセージを受け継ぎ、ヘリング自身が手がけたデザインから最新のコラボグッズを販売しています。
さらに店内には、LGBTQ+コミュニティやHIV・エイズ、サステナビリティといった社会課題への活動を紹介する情報提供コーナーも併設されています。

へリング没後35年以上を経た今、2人の深い友情を描き出す本展。
会場の中村キース・ヘリング美術館は、八ヶ岳の麓に位置する小淵沢にあり、自然豊かな環境も魅力です。
建築家・北川原温氏が設計した建物は「闇から希望へ」というテーマのもとにヘリング作品を体感できるようになっています。
自然とアートを感じに、この夏は中村キースへリング美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。