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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
梅雨の時期は雨が続き、外に出るのもしんどくなる季節。
しかし室内で楽しめる展覧会は、雨の日でも充分に楽しむことができますよ。
そこで今回は駅から徒歩5分以内で行ける、この時期おすすめの展覧会を10個紹介。
ぜひ本記事を読んで、気になるものを探してみてくださいね。
現代の人びとからも絶大な人気を誇る歌川国芳(1797-1861)。
本展では、国芳も積極的に手掛けていた団扇絵(団扇を制作するための浮世絵)を多数展示し紹介。涼しげな世界観の作品たちは、この季節にぴったりです。
見どころポイント
・初展示作品が約100点!国芳の団扇絵のみが楽しめる史上初の展覧会
・代表作「鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘」や「猫の曲まり」を展示
・武者絵のイメージが強い国芳の役者絵や美人画が見られる貴重な機会
平安時代に発達し、当時の人びとに親しまれてきた「物語絵」や「歌絵」。
精細な描写、典雅な色彩が魅力の作品たちは巻物や屏風にも描かれ、現代まで読み継がれてきました。
見どころポイント
・近世の人々の気分を映し出す物語絵や歌絵を厳選して紹介
・《竹取物語絵巻》(部分)や《平家物語・大原御幸図屏風》などの作品を展示
・優美かつユーモラスな世界観が楽しめる展覧会
絵画からはじまり、1950年代に現代美術家としての活動をスタートさせた三島喜美代(1932-)。
本展では70年にわたり社会の現実を見つめ続けてきた三島の軌跡が、主要作品を通して展開されています。
見どころポイント
・東京の美術館では初開催の個展
・初期の油彩画から、産業廃棄物を素材に取り込んだ最近のものまで約90点が展示
・三島の代表作《20世紀の記憶》がフルスケールで登場
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パリ・東京・大阪にある3館のコレクションの中から共通点のある作品でトリオを組み、構成した本展。
総勢110名の作家による絵画・彫刻・版画・素描・写真・デザイン・映像など約150点の作品を7つの章に分け、紹介しています。
見どころポイント
・3つの美術館を代表した名品たちが一堂に会する展覧会
・ピカソやローランサンなど、20世紀から現代にかけて活躍したアーティストの作品が集結
・「モデルたちのパワー」「空想の庭」「日常生活とアート」など、本展のためだけに組んだトリオは必見
世界中の星空を映像や写真・プラネタリウムなどで表現し、人々に伝えてきたKAGAYA。
本展ではKAGAYAの代表的な作品約100点を複数のカテゴリーに分け展示します。
見どころポイント
・新作32点を含む約100点を展示
・KAGAYAが撮影した新作映像作品を16mの大画面で放映
・美しい写真や臨場感ある映像を通して、星空の世界に浸る事ができる展覧会
1603(慶長8)年の江戸時代、街ではネコや犬を可愛がる人がいたり、ウサギの飼育ブームが起きたりと、昔から人々はたくさんの動物と暮らしてきました。本展では江戸・東京に暮らす人と動物との関わりを知る事ができる美術品や工芸品など約240点を紹介しています。
見どころポイント
・2022年にパリ日本文化会館(フランス)で好評を博した展覧会の凱旋帰国展
・画巻・錦絵・装飾品・郷土玩具などに登場する動物たちの姿が楽しめる
・「鉄道馬車」の開業を知らせる華やかな錦絵などを東京会場限定で展示
米国シカゴのサウス・サイド地区を拠点に彫刻・陶芸作品を中心に活動しているシアスター・ゲイツ(1973年-)。
国際的にも高く評価されている彼の代表作や、日本文化と関係が深い作品などを紹介しています。
見どころポイント
・シアスター・ゲイツの代表作から新作までを一堂に楽しめる日本初の個展
・絵画・音響作品・映像作品など充実した作品の展示
・会場内での音楽パフォーマンスやDJイベントなど、ゲイツの幅広い活動を紹介するイベントも予定
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幅広い工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行っているデザインエンジニア・山中俊治。
本展では彼が大学の研究室で生み出してきたプロトタイプやロボット、また専門領域が異なる7組のデザイナーやクリエイターなどとのコラボによるさまざまな作品を展示します。
見どころポイント
・約15年の間に、多数の研究者とともに開発してきたプロトタイプの数々を展示
・デザイナー・クリエイターと科学者・技術者によるコラボレーションは必見
・科学とデザインが織りなす無限の可能性やデザインの楽しさを体験できる
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コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は純粋なフォルムの探究を通じ、20世紀彫刻の領域を切り拓いた存在として知られるルーマニア出身の彫刻家。
彼が制作した彫刻作品約20点や、絵画・写真作品の計約90点を紹介しています。
見どころポイント
・日本の美術館では初の開催
・《ポガニー嬢Ⅱ》など、約20点の彫刻作品が国内外より集結
・創作者としての多面性にも焦点を当てた絵画・写真作品の展示
『花ざかりの君たちへ』『暁のヨナ』など数々のヒット作を生みだし続けている少女漫画雑誌「花とゆめ」。
創刊50周年を記念し開催される本展では、貴重な原画や付録の展示・体験コーナーやフォトスポットなどを展開しています。
見どころポイント
・74名の歴代作家による、約200枚の原画を展示
・会場内のエントランスには、50周年をお祝いするアニバーサリーケーキタワーやキャラクターの等身大パネルも!
・作品・作家の知られざるエピソードが公開されるコーナーや、作家の仕事場が再現されたスペースを展開
今回は梅雨の時期におすすめの展覧会を10個紹介しました。
外になかなか出向くことができない今だからこそ、展覧会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
筆者が注目している展覧会は、写真や映像で星空の世界が楽しめる「KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物」です。
この機会にぜひ、芸術に目を向けてみてください。