生誕120年 大沢昌助展/練馬区立美術館

芸術家・大沢昌助の芸術を体感。練馬区で6月18日まで開催【練馬区立美術館】

2023年5月24日

生誕120年 大沢昌助展/練馬区立美術館

練馬区立美術館にて、昭和を象徴する美術家・大沢昌助(1903-1997)を紹介する展覧会が開催中です。

大沢昌助の生誕120年を記念する本展では、練馬区立美術館所蔵作品に加え、新収蔵品や新発見の作品約130点を展示。

大沢芸術の豊かさを多面的に紹介する展覧会です。


大沢昌助《自画像》1996年 個人蔵

大沢昌助は戦前、戦後の社会背景を見据えつつ、ブレることのない独自のスタイルを貫いた昭和を象徴する美術家です。

モダン、シンプル、自由そして軽やか。そんな言葉が大沢の作品には息づいています。

練馬区立美術館では、大沢の最初期から晩年に至る100点以上もの作品を所蔵しています。

1991年の回顧展を皮切りに1996年の追悼展、父で建築家の大沢三之助(1867-1945)との親子展など折にふれその芸術を紹介してきました。


大沢昌助《丘上の少年》1929年 練馬区立美術館蔵

1928年、東京美術学校西洋画科を首席で卒業した大沢。

翌年、《丘上の少年》ほかで二科展に初入選し、大いに注目を集めました。

大沢芸術を広く紹介する本展の中でもイチオシの展示は、大沢が手掛けた壮大な壁画です。

現在、都内で見ることができる大沢の壁画は1959年の世田谷区役所(2023年取り壊し)、1964年の旧国立競技場(新設に伴い移設)、1990年の東京都庁内都議会議事堂の3か所です。

本展では、都内3カ所の映像を撮影し、展示室内で放映、その原画とともに展示します。

 

昭和を象徴する大沢昌助の芸術を多角的に紹介する本展。

色褪せない大沢芸術を触れに、練馬区立美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

Exhibition Information

展覧会名
生誕120年 大沢昌助展
開催期間
2023年4月29日~6月18日 終了しました
会場
練馬区立美術館
公式サイト
https://www.neribun.or.jp/museum.html