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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
©ポスター画像
日比谷図書文化館にて、「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」が好評開催中です。
パッケージデザインや広告宣伝などを担当する傍ら、マンガ家としてデビューし、白土三平の作品のパロディーやサラリーマンの生活を描いたギャグマンガ、新聞連載の社会派4コママンガ、不条理マンガなど様々なジャンルの作品を制作してきたしりあがり寿氏。
©しりあがり寿《最新料金所》2018年
2018年・2021年には江戸時代浮世絵の巨匠である葛飾北斎筆『冨嶽三十六景』(1830-32年頃)をパロディーにした『ちょっと可笑しなほぼ三十六景』他、「しりあがり流に解釈した北斎ワールド」で注目を集めました。
本展ではこれまで発表した北斎のパロディー作品を展示します。
©しりあがり寿《台風中継》2018年
日比谷図書文化館内の特別研究室所蔵の歌川広重筆『名所江戸百景』(1856 年)などを基に、今回の展覧会にあわせて千代田区の風景を描いた作品4点が初公開されています。
江戸城、国会議事堂、警視庁、電気街など、エリア毎に個性あふれる千代田の風景をしりあがり寿氏がどのように解釈したか楽しむことができます。
©しりあがり寿《千代田区神田秋葉原コスプレノ図》2024年
浮世絵に描かれた江戸の町に現代の文物と人が描きこまれた作品を見てクスッと笑える本展。
これをみた未来の人たちは混乱してしまうかも?常識を破るしりあがり寿氏のパロディー作品が今も未来も笑いと混乱を巻き起こします。
しりあがり寿氏によって生まれた「タイムトラブル」から「タイムトラベル」が楽しめる本展。
現代では江戸城は見られませんが、鑑賞後には国会議事堂、警視庁、秋葉原の電気街などに立ち寄ってもよさそうですね。
本展は6月23日までの開幕です。この機会をお見逃しなく。