
テーマは『世界の終わり』。ホラー体験が楽しめる展覧会が7月開催!【六本木ミュージアム】
2025年6月19日
デザインあ展neo/TOKYO NODE
デザインを体感する展覧会「デザインあ展neo」へ子どもたちと行ってきました。
NHK Eテレの番組「デザインあneo」のコンセプトのままに、子どもたちにデザインについての発見を楽しんでもらう展覧会ということで、わが家の子どもたちが実際に体験した作品を中心に紹介していきたいと思います。
会場風景
今回の展覧会では、過去の「あ展」で取り上げてきた「モノ」から「行為(動詞)」へとテーマを新たにしています。
各展示室には「こわす」や「さがす」などの動詞が吊り下げられ、その下にそれぞれの動きに関連する作品が並んでいます。
『あるきかたログ』
今回の展示作品35点のうち、実に20点が体験型のあそべる作品です。どれも子どもたちが体をつかってデザインに触れられるような工夫がされています。
「あるきかたログ」は6つのブースでそれぞれ画面に指示されたポーズで写真を撮ると、その写真がつながって歩いているように見えるという作品です。子どもたちは自分の姿をスクリーンに見つけて嬉しそうでした。
『横断歩道はどれ?』
『横断歩道はどれ?』は、3つの間隔のちがうシマシマを歩いて、どれが横断歩道と同じかを当てるクイズ形式の作品です。
普段目にしている横断歩道も改めて目の前にすると意外と難しく、子どもたちは自分の感覚をたよりに何往復もしながら真剣に考えていました。
『おいしそう!?』
『おいしそう!?』はごはん、ハンバーグ、サンドウィッチ、プリンの4つメニューのおいしそうな画面を自らの手でつくる作品です。わが家はごはんに挑戦。ごはんは「うつわ」「りょう」「ゆげ」「かくど」「ズーム」の項目を調整することができました。
『わかりましたの練習』
『わかりましたの練習』は文字の置く場所によって「わかりました」の音程やリズムがかわる作品です。
少しずつ動かしながら微妙なニュアンスの違いを感じていました。「わかりました」って言い方によってイラッとすることもありますよね(笑)。返事は声の調子が大切なことに気づかされる作品です。
『DO IT!』
大型スクリーンの前で、映像に合わせて体を動かす作品『DO IT!』。「まわす」や「ゆびさす」などの指示に合わせて体を動かすと映像がそれに対応して変化していきます。DJKOOさんのかけ声に子どもたちもノリノリで没入していました。
『学童イスのゆめ』
色々なイスの形を学童イスにしてみたという作品。見ているだけで楽しいですね。
こんなイスあったらいいなあと子どもたちと妄想しながら鑑賞しました。このように体験型以外でも「デザインあneo」ならではの遊び心と発見があふれる作品が続き、ワクワクが止まりませんでした。
会場の外にも遊び心ある仕掛けが
「デザインあneo」の番組のコーナーを担当しているクリエイターや作家の方が参加して作り上げられたということで、子どもたちにもわかりやすく日常生活とデザインとの関わりを感じることができる展覧会でした。
こどものための展覧会ですが、こどもを「こども扱いしない」という番組のポリシーが作品にも反映されており、大人がみてもおもしろい作品ばかりです。
ワークショップでも体験できる『みんなのあ』
なお、8月8日(金)~8月11日(月・祝)、8月14日(木)~8月17日(日)には、虎ノ門ヒルズ アトリウム特設会場で「デザインあ展neo」が特別出張してワークショップが開かれるようですので、是非あわせて行かれてみてはいかがでしょうか。