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2026年3月26日
ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶/パナソニック汐留美術館

(左から)《クマエの巫女》1947年、《モデル、アトリエの思い出》1895年/1950年頃、《老兵(アンリ・リュップの思い出)》1946年頃 いずれも、パナソニック汐留美術館蔵
パナソニック汐留美術館にて、「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」が、2026年6月21日(日)まで開催中です。
パナソニック汐留美術館は開館以来、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しています。
本展では、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、同館のルオーコレクションを紹介します。
さらにルオーが晩年、パリに構えた最後のアトリエを一部再現。こちらは日本初公開となります。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景
ジョルジュ・ルオーは、1871年5月27日にパリの下町ベルヴィルで生まれ育ちました。
14歳でステンドグラス職人に弟子入りし、夜は国立高等装飾美術学校に通っていました。
1890年に、国立美術学校に入学したルオーは、ジュール=エリー・ドローネに学んだあと、1892年にギュスターヴ・モローのアトリエに入ります。
モローが亡くなるまで、ルオーはそのアトリエで教えを受けました。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景
開館以来、ルオー作品を継続して収集しているパナソニック汐留美術館。
2022年度に、初めてルオーの師であるモローの油彩画を収蔵し、そのコレクションの幅を広げています。
本展では、新たに収蔵したモローの作品を展示。2人の影響関係を作品から紐解きます。
モローの死後、ルオーは彼のアトリエで共に学んだ友人たちと、パリのクリシー広場近くに共同アトリエを構えます。
そのアトリエには、フォーヴィスムのリーダー的存在であるアンリ・マティスや、アルベール・マルケなどが所属し、互いに高め合い革新的な作品を次々と世に出していきました。
この時代のモローの代表作である《二人の娼婦》は、2024年度に同館が購入した新収蔵品です。

(左から)《二人の娼婦(表)》1906年、《手品師 又はピエロ》1907年、《後ろ向きの娼婦》1905年 いずれも、パナソニック汐留美術館蔵
ルオーは1903年頃から娼婦を主題とした作品を数多く手がけています。
アトリエに娼婦たちに暖を取ってもらうことを引き換えに、無償でモデルになってもらっていたのだとか。
《二人の娼婦》は、1945年のニューヨーク近代美術館でのルオー大回顧展にも出品された重要作品です。
ぜひ、展示室でじっくりとご覧ください。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景
ルオーは1906年頃から1913年のごく限られた期間に、絵画作品制作のほか、陶磁器の絵付けにも取り組んでいました。
陶磁器作品の多くは、著名な陶エアンドレ・メテとの協働で制作されたもので、メテが成形した器にルオーが装飾を施しました。
当時は一般的でなかった陶工と現代画家とのコラボレーションという手法や、陶磁器に施された独創的な装飾は、多くの批評家を驚かせました。
絵画とはひと味ちがうルオーの陶磁器作品も、お見逃しなく。
ルオーは1948年に、パリ12区リヨン駅前のエミール・ジルベール通り2番地に最後のアトリエを構えます。
ここは現在、ジョルジュ・ルオー財団の拠点となっており、アトリエもそのまま残されています。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景
本展では、ルオーの晩年のアトリエの一部を、ルオー財団の特別な協力のもと再現展示!日本初公開となります。
ルオーが実際に使用していた門外不出の画材道具など、当時のアトリエの雰囲気が分かる、特別な展示空間も必見です。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景
初期から晩年までのジョルジュ・ルオーの代表作から、画業の全貌を紹介する展覧会「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」。
本展は、パナソニック汐留美術館の100回目の展覧会となります!
開催期間中、さまざまなイベントも実施されます。
【ルオー バースデーウィーク】
ルオーの誕生日をお祝いし、5月25日(月)~29日(金)(※5月27日は休館)をバースデーウィークとし、各日先着150名様にルオーのポストカードをプレゼントします!
【ルオーのアトリエ割引day!】
ルオーの最後のアトリエの所在地(パリ12区のエミール・ジルベール通り2番地)にちなみ、下記の日程は、割引価格で入館できます。
実施日:5月12日(火)、6月2日(火)、6月12日(金)
割引価格:一般・65歳以上 1,000円、大学生・高校生以下 無料
【国際博物館の日】
毎年5月18日(月)は国際博物館の日!
この日は、すべての方が500円で入館できます。
入館特典がある日が、いくつかありますので要チェックです!
なお、そのほかの関連イベントは公式サイトをご確認ください。