スウェーデン・テキスタイル展/西宮市大谷記念美術館

カラフルなテキスタイルに心踊る♡「スウェーデン・テキスタイル展」【西宮市大谷記念美術館】

2026年5月14日

カラフルなテキスタイルに心踊る♡「スウェーデン・テキスタイル展」【西宮市大谷記念美術館】

兵庫県の西宮市大谷記念美術館にて、スウェーデンテキスタイルの歴史や個性豊かなアーティストのデザインに触れられる展覧会が開催中です。

バリエーション豊かなテキスタイルの数々に、心踊ること間違いなし!の展覧会をレポートします♫

スウェーデン・テキスタイルとは

モダンながらもどこか温かみのある「北欧モダン」が魅力の北欧デザイン。

北欧デザインと聞くとデンマークやフィンランドを思い浮かべがちですが、スウェーデンはこの「北欧モダン」を20世紀前半に先行して発展させていました。

伝統的な手工芸の美学を継承しながら、スウェーデンは新しい時代のデザインを生み出していきます。


プロローグ 展示風景

こちらはダーラナホースで有名なスウェーデン・ダーラナ地方出身の「ヨブス姉妹」が作り出したテキスタイル。

ハンドプリントの温かみと、ダーラナの自然を美しく描き出したデザインが特徴です。

ヨブス姉妹の工房はスウェーデン最古の手染め工房で、今も家族経営でハンドプリントされています。

工房の映像も流れているので、ぜひご覧ください♪


第一章展示風景 1階部分

スウェーデンのテキスタイルには「自然」「民族文化」「近代デザイン」の3つのモチーフが多く使われていますが、中でも自然の「ボタニカル」柄は人気が高いアイテム。

大きなアネモネが目を惹くテキスタイルはイェータ・トレーゴードの作品で、大胆なパターンと独特の色合いで自然をユニークに表現しています♪


第一章 展示風景 2階部分

このカラフルなテキスタイルは、スウェーデン人の生活の中で大切な時間である「フィーカ」を表現したもの。

「フィーカ」とは、お菓子を食べながらお茶をして、ほっと一息つきながら身近な人との会話を楽しむスウェーデン人にとってかかせない習慣のこと。

本展ではこの「フィーカ」をモチーフにしたさまざまなテキスタイルを観ることができます♪


第一章 展示風景 2階部分

他にも日本をテーマに制作された「和」を感じる作品や、スウェーデン特有の幾何学模様のテキスタイルが一同に並びます。

さらに子どもに分かりやすくお話を伝えるための「物語」が描かれたテキスタイルもあり、大人も子どももワクワクする空間です♪

テキスタイル界をけん引したスウェーデンデザイナーたち

ブルーとグリーンが印象的な「パーション家のスパイス棚」の柄は、北欧好きの方なら一度は観たことがあるのではないでしょうか。

この柄を生み出した「アストリッド・サンペ」はスウェーデン王室御用達デパート「NK百貨店」のテキスタイル部門で責任者を任されていた人物です。


第二章 展示風景 部分

サンペのつくり出す洗練されたデザインは「スウェディッシュモダン」として注目を集めました。

さらに、サンペはNK百貨店で北欧アーティストの署名をプリントした「署名入りテキスタイル展」を発表し、デザイナーの独自性と重要性を世間に向けて発信した重要な人物でもあります。


第二章 チキ・マットソン作品の展示風景 部分

和を感じるこのテキスタイルは、フィンランド出身でストックホルム在住の「チキ・マットソン」の作品。

写真中央の丸いフォルムの作品は、チキが自宅で使っていた和紙のランプから着想を得て作られたのだそう。

本展ではチキのQ&A動画も観ることができるので、ぜひインテリアの参考にしてみてくださいね♪


第二章 展示風景 部分

他にもIKEA好きにはたまらないイーネス・スヴェーソンや、スヴェン・フリステットを含む、6名のデザイナーのテキスタイルを観ることができます♪

fashionと暮らしの中のテキスタイル

スウェーデンファッション界にとってかかせない人物の一人である「イェータ・トレーゴード」。

彼女は雑誌のためのファッションイラストや舞台衣装などを手掛けた後、広告とファッションを専門としたスクールを創設。

多くの若手デザイナーを育成しました。


第三章 展示風景 部分

常に着る人を意識してテキスタイルを制作していた彼女のイラストには、色や素材についての実用的なアドバイスが添えられていることもあったのだとか。

スウェーデンファッション界において、輸入に頼らずスウェーデンらしいファッションを追求しようとする動きが現れ始めるきっかけを作った重要な人物です。


第三章 展示風景 部分

雪国で暮らすスウェーデン人にとって、毎日の暮らしの中で自然を感じられたり、明るい気持ちになるアイテムを選ぶことはとても重要です。

本展では50年以上にわたり20世紀の家具や日用品の名品を収集してきた椅子収集家の織田憲嗣氏のコレクションも展示されています。


第三章 展示風景 部分

椅子の後ろのテキスタイルが変わるだけで、空間の雰囲気がポップにもシックにもなりますね。

日本のインテリアの参考になる織田コレクションの展示は必見です♪

ミュージアムショップと癒しの庭園

最後は本展ミュージアムショップをご紹介!


ミュージアムショップ 風景 部分

サンペやリンドベリのグッズを始め、靴下、ポーチ、ポストカードなど写真では紹介しきれないほど多くのアイテムが並んでいます♡


ミュージアムショップ くつ下コーナー

テキスタイルの販売もあり、大判からハーフサイズのものまで色とりどりの商品を購入することができます♪


ミュージアムショップ クロスコーナー

ミュージアムショップの後ろに見える庭園は、四季折々の草花が咲き、滝も流れているとても癒されるスポット♪

庭園は館内から観ることもできますが、外に出てぐるっとお散歩することも可能です。

庭のところどころに著名なアーティストが制作したオブジェもあるので、訪れた際はぜひ探してみてくださいね♪


西宮市大谷美術館 館内からみた庭園 部分

まとめ 日々の暮らしで大切にしたいこと。

スウェーデンテキスタイルの歴史や、大切にしている文化も知れて、ますますスウェーデンテキスタイルの虜になりました。

気持ちを明るくしたり、リラックスさせてくれるテキスタイルを暮らしに取り入れ、ご自愛しながら日々を暮らしていきたいと感じた展覧会でした♪

Exhibition Information