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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
「イトウ先生と美術のさしすせそ」は、最近アートが好きになった編集者のミワちゃんが、イトウハジメ先生に美術について質問したり、ああでもないこうでもないと話したりする不定期連載です。
最近、モディリアーニを知ったというミワちゃん。イトウ先生と絵を観ていると、なんだかプンプンしだして・・・?
イトウハジメ。中学の美術講師の日常を、繊細なイラストで投稿したInstagramが大人気に。現在は大学で教壇に立ちながら、美術教育に関する研究をしています。
『美術学生イトウの足跡』『美術学生イトウの微熱』/イースト・プレス その他著書『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』/光文社 『イトウ先生、授業の時間です。』『放課後のオレンジ』/KADOKAWA 『美術学生イトウの青春』『僕と小さな怪獣』/イースト・プレスなど。
一度見たら忘れられない、個性的な人物像を描くモディリアーニ。
細長い頭部や婉曲した身体は、アフリカ彫刻との出会いによるものであると同時に、同じ時代を生きたピカソや彫刻家・ブランクーシらの影響があったと言われています。
彼の作品を見比べると、彼独特の表現の中に、モデルの個性もにじみ出ていることに気がつきます。
自らの作風を模索しながらも、目の前のモデルと向き合い、慈しむ眼差しがあったのでしょう。
だからこそモデルから愛され、短い生涯の中に多くの作品を残すことができたのだと思います。
1920年代のパリで制作活動をしていたモディリアーニ。この時期のアーティストの総称として、「エコール・ド・パリ」という言葉もあります。
その作品のほとんどが肖像画や裸婦画で、モデルも大半が恋人・ジャンヌが務めました。
つまり、来る日も来る日もジャンヌを見つめていたんじゃないでしょうか。2人だけに流れる時間から生まれた唯一無二の作品、ロマンチックですよね。
いかがでしたか?次回はイトウ先生の静物画のオススメをお聞きしたいと思います。お楽しみに!