ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶/パナソニック汐留美術館

新収蔵品も一挙公開!ジョルジュ・ルオーの画業の全貌を紹介する展覧会【パナソニック汐留美術館】

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2026年4月15日
新収蔵品も一挙公開!ジョルジュ・ルオーの画業の全貌を紹介する展覧会【パナソニック汐留美術館】

(左から)《クマエの巫女》1947年、《モデル、アトリエの思い出》1895年/1950年頃、《老兵(アンリ・リュップの思い出)》1946年頃 いずれも、パナソニック汐留美術館蔵

パナソニック汐留美術館にて、「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」が、2026年6月21日(日)まで開催中です。

パナソニック汐留美術館は開館以来、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しています。

本展では、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、同館のルオーコレクションを紹介します。

さらにルオーが晩年、パリに構えた最後のアトリエを一部再現。こちらは日本初公開となります。

ルオーとモロー
2人の関係に迫る

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景

ジョルジュ・ルオーは、1871年5月27日にパリの下町ベルヴィルで生まれ育ちました。

14歳でステンドグラス職人に弟子入りし、夜は国立高等装飾美術学校に通っていました。

1890年に、国立美術学校に入学したルオーは、ジュール=エリー・ドローネに学んだあと、1892年にギュスターヴ・モローのアトリエに入ります。
モローが亡くなるまで、ルオーはそのアトリエで教えを受けました。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景

開館以来、ルオー作品を継続して収集しているパナソニック汐留美術館。

2022年度に、初めてルオーの師であるモローの油彩画を収蔵し、そのコレクションの幅を広げています。

本展では、新たに収蔵したモローの作品を展示。2人の影響関係を作品から紐解きます。

フォーヴ期の代表作
《二人の娼婦》を展示

モローの死後、ルオーは彼のアトリエで共に学んだ友人たちと、パリのクリシー広場近くに共同アトリエを構えます。

そのアトリエには、フォーヴィスムのリーダー的存在であるアンリ・マティスや、アルベール・マルケなどが所属し、互いに高め合い革新的な作品を次々と世に出していきました。

この時代のモローの代表作である《二人の娼婦》は、2024年度に同館が購入した新収蔵品です。

(左から)《二人の娼婦(表)》1906年、《手品師 又はピエロ》1907年、《後ろ向きの娼婦》1905年 いずれも、パナソニック汐留美術館蔵

ルオーは1903年頃から娼婦を主題とした作品を数多く手がけています。
アトリエに娼婦たちに暖を取ってもらうことを引き換えに、無償でモデルになってもらっていたのだとか。

《二人の娼婦》は、1945年のニューヨーク近代美術館でのルオー大回顧展にも出品された重要作品です。

ぜひ、展示室でじっくりとご覧ください。

ルオーの陶磁器作品を紹介

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景

ルオーは1906年頃から1913年のごく限られた期間に、絵画作品制作のほか、陶磁器の絵付けにも取り組んでいました。

陶磁器作品の多くは、著名な陶エアンドレ・メテとの協働で制作されたもので、メテが成形した器にルオーが装飾を施しました。

当時は一般的でなかった陶工と現代画家とのコラボレーションという手法や、陶磁器に施された独創的な装飾は、多くの批評家を驚かせました。

絵画とはひと味ちがうルオーの陶磁器作品も、お見逃しなく。

日本初公開!
ルオーのアトリエを再現

ルオーは1948年に、パリ12区リヨン駅前のエミール・ジルベール通り2番地に最後のアトリエを構えます。

ここは現在、ジョルジュ・ルオー財団の拠点となっており、アトリエもそのまま残されています。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景

本展では、ルオーの晩年のアトリエの一部を、ルオー財団の特別な協力のもと再現展示!日本初公開となります。

ルオーが実際に使用していた門外不出の画材道具など、当時のアトリエの雰囲気が分かる、特別な展示空間も必見です。

パナソニック汐留美術館「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展示風景

祝!パナソニック汐留美術館
100回目の展覧会

初期から晩年までのジョルジュ・ルオーの代表作から、画業の全貌を紹介する展覧会「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」。
本展は、パナソニック汐留美術館の100回目の展覧会となります!

開催期間中、さまざまなイベントも実施されます。

【ルオー バースデーウィーク】
ルオーの誕生日をお祝いし、5月25日(月)~29日(金)(※5月27日は休館)をバースデーウィークとし、各日先着150名様にルオーのポストカードをプレゼントします!

【ルオーのアトリエ割引day!】
ルオーの最後のアトリエの所在地(パリ12区のエミール・ジルベール通り2番地)にちなみ、下記の日程は、割引価格で入館できます。
実施日:5月12日(火)、6月2日(火)、6月12日(金)
割引価格:一般・65歳以上 1,000円、大学生・高校生以下 無料

【国際博物館の日】
毎年5月18日(月)は国際博物館の日!
この日は、すべての方が500円で入館できます。

入館特典がある日が、いくつかありますので要チェックです!
なお、そのほかの関連イベントは公式サイトをご確認ください。

Exhibition Information