グスタフ・クリムト/10分でわかるアート
2022年6月15日
ロン・ミュエク展/森美術館

ロン・ミュエク《イン・ベッド》2005年 カルティエ現代美術財団蔵
森美術館にて、「ロン・ミュエク展」が2026年9月23日(水・祝)まで開催中です。
本展は、ロン・ミュエクとカルティエ現代美術財団との長きにわたる関係性により企画された展覧会です。
2023年の同財団での開催を皮切りに、イタリア(2023-2024年)、韓国(2025年)へ巡回し、日本・東京へとやってきました。
なお、日本では東京・森美術館のみでの開催となります。
SNSでも話題を呼んでいる「ロン・ミュエク展」。ここでは、本展の見どころをご紹介します。

ロン・ミュエク展
ロン・ミュエク(1958年オーストラリア生まれ、英国在住)は、革新的な素材や技法、表現方法を用いて具象彫刻の可能性を押し広げて…
森美術館 | 東京都
2026年4月29日~9月23日
ロン・ミュエクは、1958年にオーストラリアのメルボルンに生まれました。
映画・広告業界で20年以上働いた後、1990年代半ばに彫刻の制作を開始。
1996年に、ロンドンのヘイワード・ギャラリーで開催された展覧会で、ポルトガル人画家パウラ・レゴの絵画とともにミュエクの彫刻《ピノキオ》が展示されて、現代美術界にデビューしました。
日本では、十和田市現代美術館に《スタンディング・ウーマン》が常設展示されています。

ゴーティエ・ドゥブロンド《ロン・ミュエクのスタジオ、ロンドン、2005-2013》2005-2013年
一つひとつがダイナミックなロン・ミュエクの作品。
一作を制作するために数か月、時には数年を要することもあるといいます。
過去30年間に制作された作品総数は約50点。
本展では主要な作品を中心に、初期の代表作から近作まで11点を展示します。

ロン・ミュエク《エンジェル》1997年 個人蔵
本展は、初期作品から近作に至るまで、ロン・ミュエクの生活活動全体を全貌を紹介する大規模な展覧会です。
11点の出展作品中、6点は日本初公開!
特に、日本初公開作品のひとつ、初期の代表作《エンジェル》に注目です。
ロン・ミュエクは、18世紀のイタリアの画家ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロによる《ヴィーナスと時間の寓意》をロンドンのナショナル・ギャラリーで目にし、本作を制作しました。
本作は、原作の中でヴィーナスとともに描かれている「時間」を表す、翼をもった年老いた男性に着想を得ています。

ロン・ミュエク《マス》2016-2017年 ビクトリア国立美術館(メルボルン)、2018年フェルトン遺贈
巨大な頭がい骨の彫刻100点で構成された《マス》も、日本初公開の作品です。
本作は、作家がそれぞれの美術館の展示空間にあわせたインスタレーションを作り上げています。
展示会場ごとに異なる形で展開催された本作には、常に新しい発見があります。
同時に、森美術館での展示もここでしか見ることのできないものとなります。
圧巻の空間を、ぜひお見逃しなく!
世界で注目を集める現代作家ロン・ミュエクの大規模個展。
日本では、2008年に金沢21世紀美術館で回顧展が開催されて以来、2度目の個展となります。
作品は一部を除き、撮影OK。動画も1分間のみ撮影可能です*。
*今後の混雑状況により、撮影ルールの変更する場合があります。最新情報は、森美術館公式サイトなどをご確認ください。
