「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」/東京都美術館

「源氏物語」から生まれる新しい表現を紹介【東京都美術館】

2022年11月28日

「源氏物語」をテーマとした絵画や書、工芸など多彩なジャンルの作家を紹介

東京都美術館(ギャラリーA、C)にて、上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」が開催中です。


展示風景

「上野アーティストプロジェクト」は、公募展のふるさととも称される東京都美術館の歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズです。

その第6弾となる本展では「源氏物語」をテーマとした絵画や書、工芸品などの多彩なジャンルを紹介します。

平安時代中期に紫式部によって執筆された『源氏物語』。本作は、主人公・光源氏の生涯とその一族たちの人生を描いた長編物語です。

四季折々の美しい情景とともに、多数の登場人物の人間模様が魅力的に描かれた本作は、現代の私たちにも通じるものがります。感情移入して楽しむことができるからこそ、約1000年の間変わらずに読み継がれてきているのだと考えられます。


展示風景

物語として長く親しまれてきた『源氏物語』は、美術工芸や芸能のほか、漫画やアニメ、ドラマなどさまざまなジャンルに影響を与えました。

今もなお多くの人びとを魅了する『源氏物語』をテーマとした本展では、絵画や書、染色、ガラス工芸という多彩なジャンルの作家を紹介。源氏物語の多様性に迫ります。


鷹野理芳《儚い恋「夕顔の巻」より》2020年/2022年 作家蔵

また、ギャラリーBではコレクション展「源氏物語と江戸文化」も開催中です。


展示風景

本展では、江戸文化のなかで多様な広がりを見せる源氏物語について、東京都江戸東京博物館のコレクションを中心にその一端を紹介します。

本展のジュニアガイドと〈やさしい日本語〉ガイドブックもおすすめ◎『源氏物語』の詳細や、本展の見どころ展示について分かりやすく紹介します。

〈やさしい日本語〉ガイドブックは、表紙のQRコードを読み取ると音声で聞くことも可能ですよ◎

子どもはもちろん、『源氏物語』に詳しくない方も読みやすいガイドです。ガイドを片手に、2つの展覧会を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

東京都美術館では、「展覧会 岡本太郎」も12月28日まで開催中です。本展の見どころを紹介した特集コラムもあります◎

「展覧会 岡本太郎」は、日時指定予約制です。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。

また、「展覧会 岡本太郎」のチケット提示で「美をつむぐ源氏物語」の入場が無料になります。

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年12月11日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。