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2024年11月1日
ルートヴィヒ美術館展/国立新美術館
ルートヴィヒ美術館は、20世紀から現代までの美術に特化した世界でも有数の美術館です。優れたコレクションを持つ同館ですが、実はこのコレクションは市民からの寄贈をもとに形成されてきました。
そんなルートヴィヒ美術館コレクションを152点紹介する展覧会が、国立新美術館にて開催中です。
本展では、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとするコレクターたちに焦点を当て、ドイツ表現主義や新即物主義、ピカソ、ロシア・アヴァンギャルド、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む代表作を展示します。
※展覧会情報はこちら
ドイツ第4の都市であるケルン市が運営するルートヴィヒ美術館。
古来、ライン河沿いの交通の重要な地点として発展してきたケルンは、世界最大のゴシック建築であるケルン大聖堂、ヨーロッパ最古の大学のひとつであるケルン大学のほか、数多くの美術館、博物館などがある古都です。
そんな歴史あるケルンに建つルートヴィヒ美術館は、1986年に開館してから、20世紀から現代までの美術作品を収集、紹介しています。その構想は、美術コレクターとして名高いペーター&イレーネ・ルートヴィヒがケルン市に約350点の作品を寄贈した1976年にさかのぼります。
この時、同じくケルン市立のヴァルラフ=リヒャルツ美術館からは、ケルンの弁護士、ヨーゼフ・ハウプリヒが1946年に寄贈したドイツ近代美術のコレクションを含む1900年以降の作品が移管され、ルートヴィヒ美術館の基盤が整えられました。
現在ルートヴィヒ美術館は、ヨーロッパで最大級のポップ・アートのコレクション、表現主義や新即物主義などのドイツ近代美術とその同時代のロシア・アヴァンギャルド、世界で3本の指に入るピカソのコレクションや、写真史を網羅する質量ともに優れた写真コレクション、そして世界各地の現代美術の収集により、国際的にも高く評価されています。
ルートヴィヒ美術館のコレクション形成に寄与したのは、ルートヴィヒ夫妻をはじめとする市民コレクターたちでした。
文化・芸術を愛し守り、次世代に継承しようとしたコレクターたちの未来への想いは、ルートヴィヒ美術館のコレクションや芸術活動の礎にもなっています。
コレクションを通して感じられる美術と社会のゆるぎない結びつきは、日本に生きる現在の私たちに多くのヒントをくれること間違いなしです。
本展では、ドイツ表現主義、新即物主義、キュビスム、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス、シュルレアリスム、ピカソやポップ・アート、前衛芸術から抽象美術、そして2000年以降の美術まで、20世紀初頭から今日までの多様な表現を紹介しています。
また、それぞれのセクションに挿入された写真コレクションは、時代の精神を生き生きと伝えています。女性作家たちのきらりと輝く表現にも注目ください。
20世紀前半のふたつの世界大戦と戦後の復興、東西の統一を経て、現在ではヨーロッパをけん引する国のひとつとなったドイツ。美術を通じて歴史が分かり、歴史のなかに美術が見えてくる展覧会です。
人間と社会に迫る珠玉の152点をお楽しみください。
本展では混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入しています。チケットの詳しい情報は、展覧会ホームページのチケット情報をご確認ください。
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年8月7日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。