【大阪・大絶滅展レポート】恐竜だけじゃない!生命史のビッグファイブと注目展示を紹介
2026年9月7日

《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》
東京・麻布台ヒルズにあるチームラボボーダレスは、地図のないミュージアム内を自由に歩きながら、光や描き出される作品に包まれる没入型アートミュージアム。
2024年2月の移転オープンから約2年半を迎え、光の彫刻「Light Sculpture – Flow」シリーズの新作公開や、展示作品群のアップデートによって、さらに新しい体験が広がっています。
アートが好きな人はもちろん、写真や動画撮影も楽しめるおでかけ先を探している人、雨の日のデート、東京観光にもおすすめのスポットです。
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボによる没入型・体験型のアートミュージアムです。
館内には、光や音、香りなどを使った作品が広がり、来場者はその中を自由に歩きながら作品を体験します。

《増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year》、《Moving Creates Vortices and Vortices Create Movement》
大きな特徴は「地図のないミュージアム」であること。迷いながら歩くうちに、さまざまな作品と出会っていきます。
また、作品同士が空間を越えて広がったり、来場者の動きによって変化したりするのも、チームラボボーダレスならではの魅力です。
床や壁一面に、四季の花々が咲き乱れる没入感たっぷりの空間です。

《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》《連続する軌跡:One Stroke》
立ち止まるとその人の近くに花が咲き、手で触れると花は散ってしまったりと、自分の存在によって作品が変化していく作品です。
今回のアップデートでは、実際の花の生態系に近づき、同じ種類の花が群れて咲くように変化しました。

《Chromatic Existence》
今回新たな作品が加わった「Light Sculpture – Flow」は、多数のムービングライトによって、光の「線」で空間に彫刻をつくり出す作品群です。
新シリーズのひとつ「Chromatic Existence」シリーズの作品では、赤・緑・青の光が重なり合い、空間に複雑なグラデーションが生まれます。

《あわいの花》
また「Asymmetric Existence」シリーズの作品群では、現実の空間に現れる光と、鏡の中にだけ現れる光が重なり、どこまでが実際の空間なのかわからなくなるような不思議な体験ができます。
《Infinite Crystal World》は、光の粒が天井や床の鏡に反射し、どこまでも光が続いていくように感じられる人気作品です。
「Light Sculpture – Flow」が光の「線」で空間をつくる作品なのに対し、こちらは「Light Sculpture – Point」と、光の「点」で空間に絵を描くシリーズ。点描画のような無数の光に包まれます。

《Infinite Crystal World》
自分のスマホや空間内の操作パネルから好きな要素を投げ込み、作品空間の一部に参加できるのも魅力。館内を移動してきた別の作品が、この空間に飛び込んでくることもあります。
《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 – ワンストローク》は、鏡張りの室内に、無数の丸い球体が浮かぶ幻想的な空間。

《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 – ワンストローク》
球体の近くで立ち止まると強く輝き、その光が近くの球体へと移動していきます。人の存在によって光が反応し、空間の中を歩きながら変化を楽しめる作品です。
球体の中には、ガラスのような光や、ゼリーのようにぷるんと揺れる光も見えます。しかし、それらは実際に存在するものではなく、私たちの認識の中に立ち上がる彫刻なのだそう。光の不思議さも体験できます。

《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々》《茶の木》
館内には、ほっと一息つけるカフェ空間「EN TEA HOUSE – 幻花亭」も。
ここで楽しめるお茶やジェラートも、実は作品の一部。器にお茶が注がれると中に花が咲き、ジェラートからは、お茶の木が伸びていきます。
食べたり飲んだりすると作品は消えてしまう、美しくも儚い体験です。
実際にミュージアム内を歩いてみると、マップがないため、本当に迷路のよう。
同じ場所でも時間によって違う作品が現れたり、作品自体が空間を移動していったりするので、一度通った通路や作品空間も、まったく違う風景に見えることもあります。

《Walk, Walk, Walk》、《Moving Creates Vortices and Vortices Create Movement》
「あの作品が観たい!」と思っても、なかなか出会えないこともあるかもしれません。でも、チームラボボーダレスでは、その偶然の出会いこそが楽しみ方のひとつです。
《Light Sculpture》や《Bubble Universe》などは、独立した作品空間の中にあります。通路の途中で脇道を見つけたら、ぜひ入ってみてください。思いがけない幻想的な光景が広がっています。
また、壁や床に描き出された作品には、インタラクティブな要素を含む作品も多いので、気になる作品を見つけたら、近づいたり触れてみたりすると、何か変化が起こるかもしれません。

《花と共に生きる動物たち》《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》
人が少ないタイミングを狙いたいなら、早めの時間に入館し、ミュージアム内の奥の方まで進んでみましょう。

《マイクロコスモス:ぷるんぷるんの光、環境が生む光》
一方、チームラボボーダレスは、ダイナミックな作品が多いので、人物を入れて撮影することで、スケール感や没入感がより伝わりやすくなることも。広大さを伝えるには、広角レンズでの撮影がおすすめです。
また暗い空間が多いので、スマートフォンで撮影する場合は、ナイトモードを活用するとくっきり撮りやすくなります。動きの速い作品は写真だとブレやすいため、動画で撮影するのもおすすめです。

《増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year》《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》
なお、作品撮影時のフラッシュや照明の使用はできません。また、鏡面の床や壁があるため、服装はパンツスタイルだと安心です。
A. 余裕を持って2〜3時間ほど見ておくのがおすすめです。写真を撮ったり、作品の変化を待ったりするなら、さらに余裕を持っておくと安心。
A. 公式サイトから日時指定チケットを事前購入するのがおすすめです。日程や時間帯によって料金が異なります。
A. 子どもでも楽しめる作品が多くあります。ベビーカーは入口の専用ベビーカー置き場に預けて入場します。
A. 入り口にコインロッカーがあります。大きな荷物は預けて思い切り楽しみましょう。
A. 館内では写真・動画撮影が可能です。ただし、フラッシュや照明の使用はできません。
A. 館内には「EN TEA HOUSE – 幻花亭」があり、お茶やジェラートを楽しめます。ただし、しっかり食事をしたい場合は、入館前後に麻布台ヒルズ内で食事を済ませるのがおすすめです。(再入場はできません。)
A. チームラボボーダレスは、麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1にあります。東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口から徒歩2分ほどです。
A. 豊洲にあるチームラボプラネッツは、裸足で水の中を歩くなど、身体を使って体験する作品が多いです。一方、チームラボボーダレスは、視覚的に楽しむ作品が多く、比較するとやや大人向けです。

《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》
麻布台ヒルズへの移転オープンから約2年半を迎え、「Light Sculpture – Flow」シリーズの新作など、新たな体験が加わったチームラボボーダレス。
作品が空間を移動したり、作品同士が影響を受け合ったり、来場者の動きによって変化したりと、まさに「ボーダレス」な作品空間が広がっていました。
移転オープン後、筆者は今回で3回目の訪問でしたが、新作はもちろん、これまで気づかなかった作品との出会いもあり、何度訪れても楽しめるミュージアムだと感じました。
初めての人も、一度行ったことがある人も、新しくなったチームラボボーダレスで、光や作品に包まれる体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。