ウィリアム・ターナー/10分でわかるアート
2022年2月2日
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大ゴッホ展 夜のカフェテラス/上野の森美術館

上野の森美術館にて、「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が好評開催中です。
「大ゴッホ展」は、世界でもっとも人気のある画家のひとり、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)の画業を2期に分けて紹介する展覧会です。

フィンセント・ファン・ゴッホ《自画像》1887年4月-6月 クレラー=ミュラー美術館蔵 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands
第1期「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」では、代表作のひとつである《夜のカフェテラス(フォルム広場)》が約20年ぶりの来日。
また、クレラー=ミュラー美術館所蔵のファン・ゴッホ作品約60点や、モネやルノワールなど同時代の画家の作品を展示します。

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃 クレラー=ミュラー美術館 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.
本コラムでは、「大ゴッホ展」の見どころや多数のブランドとコラボしたミュージアムグッズなどを紹介します。

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館、2026年

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃 クレラー=ミュラー美術館 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.
アルル時代の最初期の作品である《夜のカフェテラス(フォルム広場)》は、約20年ぶりに日本での公開となります。
それまでファン・ゴッホは、夜景や星空は記憶や想像力で描くしかないと思っていたのだそう。
《夜のカフェテラス(フォルム広場)》は、現地でイーゼルにカンヴァスを設置し、あえて暗闇の中で夜の景色を油彩で描きました。

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃 クレラー=ミュラー美術館 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.
私たちが夜の絵を描こうとしたとき、真っ先に手に取るのは黒の絵の具だと思います。
しかし、ファン・ゴッホは本作に黒を使っていません。
夜空の深い青色と、カフェの明かりを鮮やかな黄色で描くことで、新しい夜空の表現方法を確立したのです。

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館、2026年
画家として出発したときは、オランダの「ハーグ派」の影響を受けた色合いの作品を描いていました。
展示の前半では、ファン・ゴッホの初期の作品を鑑賞することができます。

フィンセント・ファン・ゴッホ《じゃがいもを食べる人々》1885年4月 クレラー=ミュラー美術館蔵 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.
初期を代表する作品《じゃがいもを食べる人々》のリトグラフ作品も来日。
ファン・ゴッホはその後、新しい刺激を求めて1886年2月に、フランス・パリに向かいます。

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館、2026年
パリに来たファン・ゴッホは、印象派の画家たちから大きな影響を受けます。
特に、モネの色彩とルノワールの筆づかいからヒントを得て、鮮やかで温かみのある色合いが作品の中に反映されるようになりました。

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館、2026年
本当は人物画を集中的に描きたいと考えていたファン・ゴッホ。
しかし、パリ時代の彼の絵は、ほとんどが静物画です。どうしてなのでしょうか?

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館、2026年
その理由は「お金」。ファン・ゴッホが画家仲間に宛てた手紙の中に「モデル代が足りず」と、書いています。
今では世界で愛される画家ですが、ファン・ゴッホは生前、ほとんど評価されていませんでした。
作品だけでは分からないファン・ゴッホの等身大の姿も、そのときに宛てた手紙の内容から知ることができます。

フィンセント・ファン・ゴッホ《バラとシャクヤク》1886年6月 クレラー=ミュラー美術館蔵 ©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.

本展特設ミュージアムショップでは、さまざまなブランドとコラボした限定グッズを販売しています。
注目は、クレラ=ミュラー美術館が誇る《夜のカフェテラス(フォルム広場)》とコラボレーションしたミッフィーのぬいぐるみです。
インテリアにはもちろん、おでかけにもピッタリな小さいサイズも販売しています。

ミッフィー 夜のカフェテラスぬいぐるみ (大)6,380円/(小)3,850円 ※いずれも税込
本展の出品作、全74点を収録した豪華な公式図録もおすすめです。
ファン・ゴッホの手紙の紹介を交えた読み応えのある解説も収録。
おうちでゆったりと展覧会の余韻に浸ることができますよ。

大ゴッホ展 公式図録 3,000円(税込)
青山デカーボの《夜のカフェテラス(フォルム広場)》を描き起こした本展限定特別デザインは、中身を食べた後でも長く使うことができます。

青山デカーボ 夜のカフェテラス缶 1,944円(税込)
そのまま小物入れにしてもOKですが、ちょっと手を加えるとこんなふうにゴージャスなアクセサリー入れになります。

この他にも、「大ゴッホ展」ならではのオリジナルグッズが多数販売しています。
購入制限などもありますので、詳しい情報は大ゴッホ展の公式サイトなどをご確認ください。


ファン・ゴッホの前半生に焦点を当て、紹介する展覧会「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」。
大ゴッホ展は、ファン・ゴッホの画業を2期に分けて紹介するプロジェクトです。
第1期「夜のカフェテラス」に続いて開催される第2期「大ゴッホ展 アルルの跳ね橋」(東京展:2027年10月9日(土)~2028年1月30日(日))では、オランダの国宝ともいわれる《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》が、約70年ぶりに日本で公開されます。

フィンセント・ファン・ゴッホ《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》1888年3月半ば 油彩/カンヴァス 54×64cm クレラー=ミュラー美術館 © Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
ここまで大規模なファン・ゴッホの展覧会は、なかなか開催されません!この機会をお見逃しなく。