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2026年10月1日
ようこそ! 華麗なる宮中晩餐会の世界へ/霞会館記念学習院ミュージアム

海外からの国賓を迎えるために開かれる宮中晩餐会。
それは、食器や料理、装い、席次に至るまで、一夜のために整えられた“究極のおもてなし”です。
霞会館記念学習院ミュージアムで、特別展「ようこそ!華麗なる宮中晩餐会の世界へ」が開催中!
明治から現代まで受け継がれてきた宮中晩餐会の歴史を、洋食器、ボンボニエール、ドレスなどを通して紹介します。
本記事では、思わず細部まで見たくなる展示の魅力を、少し偏愛気味にレポートします♡
宮中晩餐会とは、海外からの国賓を迎える最も格式の高い晩餐会のこと。
天皇皇后両陛下が主催し、皇居内宮殿の豊明殿で開催されます。
国として行う最高位のおもてなしについて、少しだけご紹介。
フランス料理が提供されます。季節や、時には宗教にも配慮しつつ、19世紀様式のフルコースがふるまわれます。

例えば、男性は燕尾服または紋付羽織袴。女性はロングドレスまたは色留袖といった、最上級のドレスコードで参加します。
国賓として来日した外国の国王や大統領などを迎えます。天皇皇后両陛下が主催し、皇族方や国内外の招待客が出席します。
宮中晩餐会は、単なる豪華な食事会というより、料理、器、装い、空間のすべてを通して、招いた相手への敬意を表す場です。
そんな風にもてなされて・・・みたいですよね!
それでは、華麗なる宮中晩餐会の偏愛ポイントを展示作品とともにご紹介していきます♪

絶対にすみずみまで見てほしいのが、有栖川宮家の明治時代の晩餐会を再現したテーブルです。

皇室とともに外国からの賓客をもてなした有栖川宮家。その食卓を彩った洋食器やガラス器、銀器には、いずれも有栖川宮家の家紋があしらわれています。有栖川宮家を継承した高松宮家でも使われた品々です。
たまらない美しさはもちろん、それぞれの食器に役割があり、配置にも細かい決まりがあります。

グラスはいくつ使うのか。カトラリーはどこから手に取るのか。眺めているだけなのに、自分が招かれたような緊張感があります。
このテーブルに、たった一夜のために計算しつくされた“究極のもてなし”が詰まっています。
皆さん、ボンボニエールとは何かご存知でしょうか?
砂糖菓子などを入れる小さな器で、皇室の慶事や宴席で記念品として贈られてきました。
デザインは、鶴亀など日本らしいもので、制作された目的や年代によって形が異なります。

天皇皇后両陛下のご結婚を記念したものなど、皇室の節目に作られたボンボニエールが並びます。

なかでも気になったのは、愛子さまのご成年を記念したもの。お印のゴヨウツツジがあしらわれていて、思わず「かわいい♡」と見入ってしまいました。
ひとつずつは手のひらに収まるような大きさですが、形や装飾には祝意と時代背景が詰まっています。
「自分ならどれを選ぶだろう」と考えながら見比べるのも楽しい展示です。
宮中晩餐会を構成するのは、料理や食器だけではありません。
その場にふさわしい装いを選ぶことも、迎える相手への敬意を表す大切な要素です。
実際の宮中晩餐会で着用されたドレスも展示♪これがまた美しいんです。

これらは、彬子女王殿下が実際に着用されたものです(10月10日で展示終了)
取材時に展示されていたのは、2017年にスペイン国王夫妻を迎えた宮中晩餐会で着用されたイブニングドレス(ローブ・デコルテ)。国産の絹地にはオーロラ糸が織り込まれ、淡水真珠が散りばめられています。
光を受けて柔らかく輝く生地と、流れるようなシルエットにうっとり・・・。遠くから全体を眺めたあと、近くでも装飾をじっくり見たくなる一着です。
ドレスは会期中に展示替えがあります(イブニングドレス(青)10月24日(土)~11月3日(火)、イブニングドレス(緑)11月5日(木)~11月13日(金)、ローブ・モンタント11月14日(土)~11月21日(土))。
気になる一着がある方は、展示期間を確認してから訪れてくださいね。
霞会館記念学習院ミュージアムは入館無料です。

本展は、食器やファッション、デザインが好きな人にもおすすめですし、常設展示では皇室史を紹介したコーナーもあります。
もちろん全く詳しくなくて大丈夫◎
学習院大学目白キャンパス内にあり、JR目白駅からミュージアムまでは徒歩約7分です。
日曜・祝日は原則休館なので注意してくださいね。
海外からの国賓を迎えるため、皇居内宮殿の豊明殿で開催される正餐会です。料理や食器、装いなどを通して相手への敬意を表す、国として最高位のおもてなしの場です。
明治から現代までの宮中晩餐会に関する洋食器、ガラス器、銀器、ボンボニエール、ドレスなどが展示されています。
フランス語で砂糖菓子を入れる小箱を意味します。皇室では慶事や宴席の記念品として、さまざまな意匠のボンボニエールが作られてきました。
はい。食器のデザインやガラスの輝き、ドレスの装飾など、気になったものから自由に鑑賞できます。
本展は無料で鑑賞できます。
一枚の皿、一本のカトラリー、小さなボンボニエール。
その美しさに見入っているうちに、形や装飾、配置の一つひとつに理由があることに気づかされます。宮中晩餐会の華やかさは、ただの豪華さではなく、迎える相手への敬意の表れなのですね。

「ようこそ!華麗なる宮中晩餐会の世界へ」は、約150年にわたり受け継がれてきたおもてなしの文化を、食器や装いからたどる展覧会です。
一度は座ってみたいテーブルを前に、“究極のおもてなし”の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
会期:2026年9月26日(土)~11月21日(土)
会場:霞会館記念学習院ミュージアム 特別展示室
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:日曜・祝日、10月17日(土)、11月4日(水)
※10月25日(日)、11月1日(日)、11月3日(火・祝)は開館
入館料:無料